日経平均   28,341.95 円 ▼ 304.55 円
≪東証一部≫
売買高    13億4,443万株
売買代金  2兆8045億8000万円
値上り銘柄数 1,116 銘柄
値下り銘柄数 984 銘柄
騰落レシオ(25日) 112.47 %
為替 1ドル=105.16 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

手仕舞い売りに押されて軟調

米国株はまちまちとなり、為替も動きが見られず、3日間の急騰の反動もあって売り先行となった。好決算を発表して買い気配から始まるものなども見られたが、指数を押し上げるということでもなく、寄り付きの売りが一巡となった後は下げ渋りとなったが、逆に買戻し一巡となると手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。

昼の時間帯も先物が売り物がちで、後場に入るとさらに下げ幅を拡大する展開となった。それでも日経平均も前日比で300円以上安くなると買戻しも入るという状況で下げ渋る場面も多く、冴えない展開ながらも売り急ぐ動きも見られなかった。結局最後まで買い気に乏しい展開で戻ることもなく、安値圏での引け、大幅安となった。

小型銘柄は決算発表に反応するものもあったが総じて小動き、まちまちだった。東証マザーズ指数や二部株指数は堅調ながらも上値が重く、日経ジャスダック平均は軟調ながらも底堅かった。先物はまとまった売り買いもほとんどなく、指数を動かす場面も見られなかった。目先的な買われ過ぎ感があるものの売り急ぐということでもなかった。

さすがに上げ一服となり、下がる時もそれなりに大きく下げるという感じだ。好調な決算を発表してもさすがに買われすぎているものは手仕舞い売りに押されるものが多く、ここから決算発表が出揃ってくれば、いったん手仕舞いを急ぐような場面も出て来るのではないかと思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
再度調整感が出てきた。28,500円水準が上値として意識されるということなのかもしれない。

☆ あれやこれやと一言 ☆

本日も日経平均の方がTOPIXよりも下落率が大きく、これまでの相場と変わってきているようだ。結局は買われすぎ銘柄の修正ということなのだろうと思うが、好決算も株価に追いついていないということなのだと思う。

バブル期によく見られる光景だが、今度はここで空売りが積み上がると再度バブル的な上昇となってくる。米国でもマネーゲーム的な売買を規制しようという動きも見られているようだが、日本市場はストップ安やストップ高という値幅制限があるので、ゲーム的な動きの抑制になっていると思う。

証券会社の決算が好調と伝えられているが、これもまたバブルの症状と言えるだろう。本来であれば、新型コロナウイルスの影響で景気が悪いということなのだから証券会社などの業績も懸念されるところではないかと思う。

ただ、景況感も二極化しているので、もともと株式投資をするような資金的な余裕のある人たちはさらに余裕が出てきたということだろう。決算発表への反応を見ていると、業績といかにかけ離れた投資(投機?、ゲーム?)をしているかということが和分かってくる。ここは冷静に売られすぎ銘柄に注目しておく方がいいと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。