主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年3月4日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼3日(火)の為替相場
(1):片山財務相「高度の緊張感をもってウオッチ」
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
(3):有事のドル買いとリスク回避の円買い
▼3日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:徐々に上値を試す展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
3日(火)の為替相場
期間:3日(火)午前7時10分~4日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):片山財務相「高度の緊張感をもってウオッチ」
片山財務相は閣議後の会見で、為替について「非常に高度の緊張感を持ってウオッチしている」と発言。昨年9月の日米共同声明には「当然、介入も含まれている」とした上で「各国と緊密な連絡を取り、情勢を見極めながら必要な対応を取っていく」と述べた。
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
ユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+1.9%と2024年9月以来の低い伸びだった前月(+1.7%)から加速。市場予想は前月と変わらずの+1.7%だった。食品やエネルギーなどを除いたコアHICP・速報値も前年比+2.4%に加速した(予想、前月ともに+2.2%)。
(3):有事のドル買いとリスク回避の円買い
米国とイスラエルによる攻撃の報復としてイランが周辺諸国の米国関連施設を攻撃するなど戦闘が中東全域に拡大する中、NYダウ平均の下げ幅は一時1200ドルを超えた。日経平均先物も2000円超値下がりする場面があった。一方で、NY原油(WTI)は一時1バレル78ドル目前まで続伸。カタールとイラクは主要エネルギー施設での生産を停止した。中東情勢が悪化する中、ドル/円は小動きだったが、クロス円は大幅に下落。有事のドル買いとリスク回避の円買いが交錯する形となった。その後、トランプ米大統領がエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を航行するタンカーに米軍が護衛を提供すると表明したことで株価は下げ幅を縮小した一方、原油とドルは上げ幅を縮小した。クロス円も下げ幅を縮めた。
3日(火)の株・債券・商品市場
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