日経平均 29,505.93 円 △ 117.43 円
≪東証一部≫
売買高 14億6,918万株
売買代金 3兆1881億3900万円
値上り銘柄数 933 銘柄
値下り銘柄数 1,160 銘柄
騰落レシオ(25日) 124.12 %
為替 1ドル=104.89 円
☆ 市況概況 ☆
指数に影響の大きな銘柄が買われ堅調だが上値も重い
米国株が堅調となったことや指数に影響の大きな銘柄が好調な決算を発表したことなどから買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されて軟調となる場面もみられるなど総じて上値の重い展開となった。昨日に続き指数先行ということで指数に影響の大きな銘柄が買われたが、値下がり銘柄が多く上値の重い展開となった。
昼の時間帯も手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、後場に入ると冴えない展開となった。売り急ぐ動きがないことから28,400円を割り込むと買われるという状況で引けを意識する時間帯からは買戻しもあって堅調となった。それでも最後まで買い切れない銘柄も多く、結局は小幅高となった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものなども見られ総じて冴えない雰囲気だった。東証マザーズ指数は小幅安、二部株指数は堅調だが、日経ジャスダック平均も小幅高に過ぎなかった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かす場面も見られなかった。29,500円を超えると売られるという感じだった。
指数に影響の大きな買われすぎ銘柄が買戻しを交えながら買われるという展開になり、指数を押し上げた。ただ、決算発表も出揃いあえてここから買い上がる材料にも乏しく、手仕舞い売りに押されるものが多かった。オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む買いも一巡となった感もあり、今度は手仕舞い売りが優勢となりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
さすがに買われすぎということで上値も重くなった。指数は堅調だが買われすぎの修正もありそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
引き続きソフトバンクG(9984)やファーストリテイリング(9983)が日経平均を押し上げる形となっているが、実体を伴わない上昇という雰囲気だ。決算発表が出揃ってきて織り込み済みというものも多かったのだろうが、目先の値動きについて行くという参加者が多く、上がれば買うという状態が続いている。
オプションSQ(特別清算指数)算出に絡むヘッジなども先物買いや指数に影響の大きな銘柄の買いにつながっており、さらに上がるから買うという状況を加速している感じだ。SQが終われば落ち着くのだろうが、上がるから買うということがすぐに是正されるわけでもなく、行くところまで行くということなのだろう。
暗号資産などにみられる動きと、現在の日経平均や日経平均に影響の大きな銘柄の動きが同じような雰囲気になっている。業績や景気など関係なく、目先の値動きについて行くという参加者が多いということだろう。
大きく上昇している銘柄に腰の据わった買いが入っているということでもないのだろうから、指数が買われ続ける限りは強いのだが、買われなくなると途端に調整となるのだと思う。オプションSQ後に雰囲気が変わるかどうかということが注目される。
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
→https://youtu.be/wDDBElqL_-c
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
本日の「朝一番!」動画
→ https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I
朝のライブ配信 -今日の相場見通し- (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/p1viGyTZ3j8
昼のライブ配信 -お昼の相場見通し- (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/Lj7FTA59400
夕方のライブ配信 -明日の相場見通し- (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/gpMhdCJDqnk
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。