国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは17日、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」の仮想空間上の土地である「LAND」のNFTを取得したことを発表した。

「The Sandbox」とはブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」である。

NFT
(画像=月刊暗号資産)

ユーザーが「メタバース」と呼ばれる仮想空間の中で、ボクセルアートのアバターや建物などのアイテムおよびゲームを作成して遊ぶことができる。

メタバース上では、ボクセルアート制作エディター「VoxEdit」やゲーム制作エディター「Game Maker」、ASSETの取引所「マーケットプレイス」、そしてゲームの開発・提供・収益化ができるゲーム環境を提供している。

The Sandboxシリーズは、これまでに全世界で4,000万ダウンロードを記録。

2021年第1四半期リリース予定の「The SandboxブロックチェーンPC版」では、NFTの販売により、さらに規模を拡大させていくことが期待されている。

今回の取り組みについて、The SandboxのCOO、セバスチャン・ボジェット氏は「日本のマーケットはThe Sandboxの最も重要なマーケットの一つ。日本の最大級の暗号資産取引所であるコインチェックとの取り組みは、これまでにないくらいワクワクしております」と語った。

NFTはブロックチェーンにより真贋性が担保された非代替性を持つトークンだ。

ゲーム内のアイテムやキャラクター、芸術品などをトークン化し、取引を行うことが可能となる。

現在、国内においてNFTを用いたブロックチェーンゲームが増加傾向にあるほか、その関連サービスを検討する企業も増えている。

コインチェックは昨年8月よりNFTマーケットプレイス事業の検討をしており、この分野において積極的な動きを見せている。

先日にはNFT事業を強化する目的でメタップスアルファの全株式を取得し、完全子会社にしている。(提供:月刊暗号資産