2021年2月22日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨では上昇上位より豪ドル(+1.39%)、ポンド(+1.13%)、NZドル(+1.02%)、カナダドル(+0.62%)と続いた。原油先物価格が61ドル台を回復、景気の先行指標である銅先物も急騰、資源国通貨、ワクチンの接種が進む国の通貨が買われている。一方で、スイスフラン、円、ユーロなどマイナス金利を採用する国(圏)の通貨が売られており、二極化が進んでいる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

英ポンド/円は、先週まで10週連続陽線となり、騰勢を強める。今月、BOE(イングランド銀行)がマイナス金利の採用を見送ったことも背景だが、英国はワクチン接種では主要国で先頭を走る。オックスフォード大学のデータでは、先週19日(金)時点の英国の接種率は26.3%に達し、米国をも上回る。本日22日(月)には、ジョンソン英首相が今度のロックダウン(都市封鎖)の解除工程を発表する。ワクチン接種後の経済活動の再開が視野に入ってきており、ポンドには好材料が続きそうだ。足元で英ポンド/円は、本日22日(月)午前6時40分時点で147.60円付近で推移するが、押し目は引き続き買いだろう。ボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で104.80~106.40円、ユーロ/米ドルで1.1980~1.2180ドル、英ポンド/円で146.50~149.50円を予想している。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。