日経平均 29,766.97 円 △ 49.14 円
≪東証一部≫
売買高 15億4,166万株
売買代金 2兆9345億9700万円
値上り銘柄数 1,243 銘柄
値下り銘柄数 844 銘柄
騰落レシオ(25日) 114.39 %
為替 1ドル=109.25 円
☆ 市況概況 ☆
方向感なく小動き、買われすぎ銘柄が安い
週末の米国市場はまちまちで本日の日本市場もほぼ横ばいの始まりとなった。日経平均に影響の大きな銘柄が持高調整の売りや買われ過ぎの修正で安く、TOPIXは堅調ながらも日経平均は冴えない展開となった。
昼の時間帯も特に材料はなかったが、冴えない動きとなり、後場は売り先行で始まった。それでも寄り付きの売りが一巡となった後は買戻しもあり、下げ渋り最後は堅調となった。指数に影響の大きな銘柄に安いものが多く、決算期末の持高調整の売りが出ていたようだ。
小型銘柄もまちまちで冴えないものも目立った。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売りも見られ、指数を下押す場面もあったが、売りが売りを呼ぶようなこともなく、大きく方向付けるようなこともなかった。
SQ(特別清算指数)算出も終わり、今週は日銀金融政策決定会合や米FOMC(公開市場委員会)を控えての持高調整の売り買いが中心となりそうだ。買われていたものが売られ、売られていたものが買われることになりそうだ。日経平均は冴えない展開が続くと思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
堅調ながらも上値の重い展開となった。25日移動平均線や基準線を超えてはいるが、十字足に近い形で明日陰線で25日移動平均線や基準線を下回ると大きな調整となるのではないかと思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
大きな上昇の後の大きな下落とはならなかったが、大きく続伸というわけにはいかなかった。日経平均に影響の大きな銘柄に安いものが目立ち、これまでの流れは変わっておらず、少なくとも上値の重い展開が続きそうだ。
一方で売り急ぐ動きになってもおかしくないところでもなんとか踏みとどまっている感じだ。それだけ空売りが積み上がっているということなのだろう。それでもいったん下落ということに方向が決まると大きく下げることになるのだろう。
手掛かりに乏しい展開となっているが、日米の金融政策の方向感、レベル感を知りたいところだ。金融緩和の出口などが取り沙汰されると大きく下落することになるのだろうが、まだまだ下値を待ち構えている向きも多いのだろう。
売り急ぐ動きがないことで空売りの買戻しが早めに入るということなのだろう。積極的に買い上がる材料にも乏しいが逆に慌ててうる理由もないということだろう。現物株を先物に乗り換える動きなどでそのうち、身動きが取れなくなることもありそうだ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」と
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