2021年3月30日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日29日(月)に報道されたアルケゴス・キャピタル・マネジメントの巨額損失が、ある種のシステミックリスクを引き起こすかどうかが懸念されたが、一つのファンドの破たんで終わりそうだ。しかしながら、大きなレバレッジを掛けた取引をわからないまま行なっていた模様で今後ヘッジファンド規制などが強化されるかもしれず、また後で振り返るとあそこがターニングポイントだったと思わせるような出来事になるかもしれない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

間もなく米バイデン政権が3兆ドルのインフラ投資計画を発表する。それに伴い、米国の長期金利は再び上昇傾向となりそうだ。そうなると、このところ米長期金利と米ドル/円は連動性が高いので、やはり米ドル/円は堅調推移となりそうだ。特に米ドル/円は既にかなり堅調に推移しているものの110円手前で止まっている。しかしこれが何かのきっかけで抜けてくると、111円や112円が見えてくる。ユーロ/米ドルも1.16ドル方向だろうか。米長期金利上昇でドル上昇というパターンが続きそうだ。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。