オーストラリアの大手決済企業Novatti社は、暗号資産リップル(XRP)を利用するRippleNetの活用開始を報告した。9日、Novatti社がプレスリリースで発表した。これに先立ちNovatti社は、リップル社と昨年12月に提携を発表していた。

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Novatti社は独自の決済ソリューションの提供を専門とするグローバルソフトウェア企業だ。オーストラリアの株式市場にも上場している。

リップル社が運営するクロスボーダー決済ネットワーク・RippleNetはブロックチェーン技術を使った次世代国際送金システムだ。

RippleNetの活用開始で、Novatti社の顧客はリップル社と提携する数百件の金融機関にアクセスできるようになった。

Novatti社によると、リップル社との最初の協業はオーストラリアだけでなく東南アジア、特にフィリピンとの間のクロスボーダー取引をターゲットにしているという。RippleNetの活用で、高速でコストの低い国際送金が可能となり、月に数千件の取引が発生する見込みだ。

リップル社も東南アジア地域における事業拡大を目指している。今回のNovatti社と提携以外にも、先月3月には東南アジアを中心に国際送金ネットワークを提供する決済企業Tranglo社の株式取得を発表している。

現在、リップル社とNovatti社は東南アジアにおける他の金融機関の顧客にもサービスを拡大するために話し合いを進めているという。

Novatti社のマネージング・ディレクターであるPeter Cook氏は、「今回の提携により、両社がそれぞれの地域においてサービスを提供できるようになったことを嬉しく思います」と述べ、さらに、両社の協業はNovatti社のユーザーに新しく革新的な決済手段を提供するだけではなく、多額の収益につながることを強調した。

またCook氏は「Novatti社は、既存のプラットフォームの迅速な拡張を可能にする銀行・決済エコシステムを開発してきました」と説明。リップル社に加えて「Apple Pay、Alipay、UnionPay International、Google Pay、Samsung Pay、Marqeta、Dectaなど、世界をリードする決済・フィンテック企業とのパートナーシップを結んでいる」と明かした。

Novatti社はこの事業拡大により新たな収益機会を得ることができ、今後加速すると予想されるデジタル・ペイメントの世界的な需要にも対応できるようになることが期待される。

直近の半期で、Novatti社は前年同期比49%増の735万ドル(約8億円)の売上高を計上した。同社の株価は過去1年間で300%上昇している。(提供:月刊暗号資産