2021年4月19日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、すべての通貨が上昇、先月末までのドル高の修正局面入りとなっている。上昇上位よりNZドル(+1.62%)、豪ドル(+1.52%)、GBP(+0.97%)と続いた。世界景気の動向を先取りする原油先物価格や銅先物価格が上昇、輸出採算の改善もあり、資源国通貨、オセアニア通貨が上昇上位を独占している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週、米国では、30年国債の入札が好調な結果で終わり、米金利は一段の低下をみせている。3月末までの米金利の上昇が一服しているが、今週は、その落ち着きどころを探る展開を予想する。米10年国債金利が、この先当面1.5~1.7%水準で推移すると仮定すると、主要通貨に対するドルの動きも一定のレンジ内に収まりつつあると読めてくる。今週は、22日(木)にECB理事会が開催予定で、終了後にはラガルド総裁が会見にのぞむ。ユーロ/米ドルは今年のレンジのほぼ真ん中で推移しており、水準への目立った言及等もないだろう。総じて材料難、以下に提示する今週のレンジを元に、高値を買わず、安値を売らずを徹底していきたい。ボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で108.30~109.90円、ユーロ/米ドルで1.1850~1.2050ドル、ユーロ/円で129.50~131.50円を予想している。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。