日経平均 28,084.47 円 △ 636.46 円
≪東証一部≫
売買高 12億6,620万株
売買代金 2兆8867億3200万円
値上り銘柄数 1,709 銘柄
値下り銘柄数 347 銘柄
騰落レシオ(25日) 80.34 %
為替 1ドル=109.51 円
☆ 市況概況 ☆
前日までの下落の反動から大幅高
米国株が堅調、ダウ平均が大幅高となったことを受けて買い先行となった。前日までの特に材料のないなかで大きく売られていたことの反動やオプションSQ(特別清算指数)算出に絡む買いなどもあって大きく上昇して始まり、その後も買戻しを急ぐ動きなどもあって買いが続きほぼ全面高となり、高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には先物の買戻しなどもあって28,000円を超え、後場も28,000円台で始まり、28,000円を割り込むと買われるということで値持ちの良い展開となった。値持ちの良さが好感されて買戻しも入りその後も堅調な地合いが続き、最後は買戻しをいそぐ動きもあってさらに上値追いとなり、高値引けとなった。
小型銘柄も買戻しを交えて堅調なものが目立った。東証マザーズ指数や二部株指数は大幅高、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物は散発的にまとまった買いが見られ、指数を押し上げる展開となった。底堅さが見られたことやオプションSQが終わったことでヘッジの買戻しもあり、指数を押し上げる要因となった。
漸く下げ止まり、大きな反発となった。まだまだ金融緩和の終了などが取り沙汰されると買われすぎ銘柄を中心に売られることもあるのだろうが、後は米国の金利次第ということになりそうだ。日銀の買いや年金の買いがみられるということであれば、しっかりと戻すことになるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
移動平均線などからの乖離も大きくなっていたことで急反発となった。急落途中での買戻しということなのでまだまだ下値を試す動きもあるかもしれない。28,000円を割り込むかどうかを確認することになるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
急反発となったがまだまだ下落要因が薄れたわけでも、消えたわけでもなく、米国の金利や日銀のスタンス次第では買われすぎ銘柄の修正安は続くということになりそうだ。加えて日経平均の計算方法の見直しなどもついて回るので上値の重い展開となることには違いないだろう。
ここからどこまで戻すと上値が重くなるかということが注目される。まだまだ目先的にも売られすぎた反動ということなので、下落が止まったというには早すぎることになる。今度はどこまで戻すのかが大いに注目されるがまずは28,000円台固め、そして28,500円を目指すことになるのだろう。
当面の安値が27,000円台前半ということになるのかどうかということだ。ここから戻る過程で再度売り直されることもあるのだろうから、今度売られたときにどこで止まるのか、どこまで上昇すれば売られるのか、いずれにしてもまだまだ疑心暗鬼で右往左往させられる場面も多いだろう。
再度売り直されたときに「やっぱりだめか」と思うのだろうし、上昇が続くと「もうここまでか」と思うようにネガティブな考えになりそうだ。逆に「やっぱり下がったところは買いだよな!」ということになるかどうか、押し目なのか下落の始まりなのかを来週は決めることになるのだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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