日経平均   28,317.83 円 △ 219.58 円
≪東証一部≫
売買高    10億3,796万株
売買代金  2兆3802億3200万円
値上り銘柄数 1,076 銘柄
値下り銘柄数 1,009 銘柄
騰落レシオ(25日) 86.31 %
為替 1ドル=108.76 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

週末の手仕舞い売りもこなして堅調

米国株が堅調となったことから買い先行となった。特に買い上がる理由があったということでもなかったが、寄り付きに買いが一巡となったあとも週末の買戻しなどもあって一時大幅高となる場面もあったが、上値の節目と見られる28,500円まで届かず、上値の重い展開となった。その後は手仕舞い売りもあって寄り付きの値段を下回り安値圏での引けとなった。

昼の時間帯は案外値持ちも良く、後場に入ると再度上値を試す動きもあった。手仕舞い売りが嵩んで上げ幅縮小となる場面もあったが、特に売り急ぐでもなく底堅さが確認されるとじりじりと上昇し、結局最後は買戻しを急ぐ動きもあって逆に高値圏での引けとなった。

小型銘柄も堅調なものが多くなった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが指数を大きく動かすようなこともほとんどなく、方向感を出すということもなかった。

相変わらず指数に影響の大きな銘柄は手仕舞い売りに押されるものも見られ、指数の足を引っ張るような展開となっている。買われ過ぎ感が強いということで買い切れず、決算発表が出揃ってからは買えないということなのだろう。当面上値の重い展開が続きそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
まだまだ下値圏での保ち合いが続いているということで、当面は上値の重い展開が続くだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

週末の持ち高調整の売り買いであまり大きな動きにはならなかった。特に売り買いを急ぐような材料があったということでもなく、週末の持高調整の売り買いが交錯し、上昇すると買い急ぎ上値が重いと売り急ぐという感じで方向感は見られない。

まだまだ保ち合いが続くということで上がれば売られ、下がれば買われるということなのだと思う。新型コロナウイルスの感染拡大は止まらないが経済的な影響も限られるのだろうし、企業業績も好調なところも多いが金融緩和の終了など懸念材料も多く、売り切れず、買い切れずということで方向感のない展開が続きそうだ。

買われすぎの指数に影響の大きな銘柄などは株価算出の方法が変わるということも買えないということでもあり、指数自体は上値の重い展開が続くのだろう。ただ、逆に上がらないということで空売りが増えれば買戻しで指数を押し上げることになるのだろう。

金融緩和の終了が取り沙汰されるなかで積極的な資金が株式市場に流入するということも考え難く、ここからは空売りが増えるかどうかということになるのだと思う。目先の需給次第ということだ。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。