日経平均   28,860.08 円 ▼ 289.33 円
≪東証一部≫
売買高    10億2,073万株
売買代金  2兆2415億4700万円
値上り銘柄数 420 銘柄
値下り銘柄数 1,712 銘柄
騰落レシオ(25日) 87.52 %
為替 1ドル=109.67 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

先週末の反動や「月末の売り」で大幅下落

週末の米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となったことから売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となると買戻しを急ぐ動きで戻りを試す動きとなったが、先週末の終値近辺まで戻すと今度は手仕舞い売りに押され冴えない展開となった。上値の重さを嫌気して売られ、29,000円を割り込むと一気に売られその後も「月末の売り」懸念もあってじり安となった。

昼の時間帯も買い気に乏しく、後場に入ると一段安となった。戻りを試す動きにもならないことでにわかに「月末の売り」が現実となって改めて売られるという状況だった。下値の節目とみられる28,800円では下げ渋りとなり、最後は買戻しもあって大幅安ながらも底堅い展開となった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、まちまちとなった。東証マザーズや二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って小幅高となった。先物はまとまった売りが散発的に見られ、買いはほとんど見られなかった。買いが入らずじりじりと指数を押し下げるような場面もあった。

先週末の反動となったということだろう。特に材料の無い中で買われ、材料のないなかで売られるという展開で目先の需給に振らされているということだろう。腰の据わった買いも見られず、空売りが積み上がれば戻し、戻しては上値の重さが嫌気されるということになるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
75日移動平均線を意識して、雲のねじれの日柄で「毛抜き天井」というような形となった。ここで一気に上に抜けて来ないと再度25日移動平均線や基準線までの調整となるだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

少なくともここ半年は月末売り、月初の買いとなっており、本日は先週末の反動もあって大きな下落となった。明日は逆に売りになるということもないのだろうが、冴えない展開が続くということなのだろう。特に景気回復が期待されるでもなく、買えない状況なのだと思う。

積極的に買い上がるような材料も特に見られないなかで上昇し、特に何もないなかで下落をするという展開となっている。動いた方に大きく動くということは自動売買やAI投資、アルゴリズム取引などの特有の動きなのでやはり、参加者が少ないということなのだろう。

目先の値動きに反応するということなのだろうが、それだけ業績面から売られすぎている銘柄もまだまだあるということだ。そしてそうした銘柄は動き出して初めて皆が気が付くということなのだから動き出す銘柄をピックアップしておけばいいのだろう。

毎日カギ足の買いシグナル銘柄を抽出しているが、その中で大化けする銘柄を探すのも大変ではあるが、割安銘柄を仕込んでおくといずれ上昇するというケースも多く、今後もピックアップした銘柄から大巾家銘柄を探していきたいと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。