お金がないことはストレスがたまる大きな原因の一つです。しかし、今までに「どうしてお金がなくなってしまうか」について考えたことはあるでしょうか。その点を解消しないと、これからもストレスがたまったままになってしまうかもしれません。

この記事では、いつもお金がなくなってしまう原因や、お金を残すための方法について紹介します。あわせて、どうしても急いでお金を準備したい時におすすめしたい調達手段についても解説していきます。お金の悩みを持つ人は、ぜひご覧ください。

どうしていつもお金がない?その原因を追究!

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(画像=vegefox.com /stock.adobe.com)

「どうしていつもお金がなくなってしまうのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。お金がなくなる代表的な3つの理由についてご紹介します。

収入と支出を把握していない

お金がないと感じている人は、入ってくるお金に対し、「どの程度お金を使っていいのか」うまく把握できていないことが多い傾向にあります。特に、固定費となる水道光熱費や、電話料金、住宅ローンの返済など(もしくは家賃)については、金額だけでなく支払日を再確認しておきましょう。

毎月支払わないといけない金額と支払日を確認したうえで、自由に使えるお金がいくらなのかを計算するようにしてください。

浪費しがち

本来は、必要ないものにお金を使ってしまうのが浪費です。以下のような無意識な浪費の習慣を繰り返していないでしょうか。

・コンビニに行った時、つい目についたものを買ってしまう
・毎朝カフェでコーヒーを飲んで会社に行く
・通販で気軽に何でも買ってしまう

「お金がない」という人は、浪費しがちな人が多い傾向です。

欲しいものを何も考えずにすぐに買ってしまう

欲しいものがあった場合、家計のことを考えずにすぐに購入してしまうこともお金がなくなる原因の一つです。もし欲しいものがある場合は、「本当に今買わないといけないのか」慎重に考えてから購入に踏み切るようにしましょう。

特に、現金がなくても買い物ができるクレジットカードをよく利用する人は気を付けてください。

お金がない場合は何を改善すればいい?

「どうしていつもお金がないのか」再確認した後は、お金がない状態の改善方法についても考えてみましょう。

収入と支出の確認

前述した通り、お金がない人は収入と支出を把握していない人が多い傾向にあります。この状態を解消するために、簡単でもかまいませんので、収入と支出を毎日記録していきましょう。記録することで、ムダな支出は何かが見えてくるはずです。

記録を長く続けると自分の消費傾向を知ることができます。簡単に記録できるように項目を細かくしすぎないようにすることも大事です。

支出を減らす努力をする

収入と支出の記録を付けて、自分の消費の傾向が分かったら、「どの部分を削るか」を考えてください。ムダ遣いと思われるところだけでなく、水道光熱費や電話代などの固定費を削れないかも検討してみましょう。例えば以下のような方法があります。

・電気の契約の見直し(アンペア数を減らしたり別の電力会社で契約したりする)
・ガスの契約の見直し(別のガス会社で契約する)
・格安スマホに変更する

ただ格安スマホへの変更では「電話かけ放題プランがなくなる」などのデメリットが生じる場合もあります。固定費見直しの際は、変更後にサービスがどう変わるかのチェックも必ず行いましょう。

副業・転職でお金を作る

支出を減らすことも大事ですが、収入を増やすことも考えてみましょう。まずは、会社に勤めながらできる副業を探してみることをおすすめします。副業を始める際は、以下の点に注意しておきましょう。

・副業が許可されているかを就業規則で確認してから仕事を探す
・健康面や業務面などで本業に支障が出ないようにする
・本業の情報漏えいにつながる仕事を選ばない
・副業の所得が年20万円を超えたら確定申告を行う

また転職して収入アップにつなげることも方法の一つです。

どうしてもすぐにお金が必要な時に利用したい方法とは?

支出を減らし収入を増やす努力をしても、お金が足りない……ということもあるかもしれません。どうしてもすぐにお金が必要な場合の最終手段としては、以下のような方法があります。

親戚から借りる

最初に思いつくのが、親や兄弟姉妹、親戚などから借りる方法ではないでしょうか。ただし親族だからといっても必ず貸してくれるかどうかは分かりません。また希望金額を貸してもらえない可能性もあります。そのため必要額を確実に調達したい場合は向いていません。

また親戚とはいえ借りたお金は返さないといけません。返済できるかどうかも考えてから借金を依頼しましょう。

不用品売却

家具・家電や衣服を中古ショップに売却し売却代金を得る方法です。不要なものが多い場合、家の整理も同時にできる点はメリットですが希望金額で売れるとは限りません。予想よりも低い金額しか入ってこないこともあります。

キャッシング

クレジットカードに付帯するキャッシングサービスを利用する方法です。クレジットカードがあれば審査もなくATMで希望金額を借りられるため、最も手軽な方法といえます。

しかし金利が年15.0~18.0%程度と負担が大きい点には注意が必要です。なおキャッシングの利用枠は、ショッピング利用枠に含まれています。そのためショッピングでの利用が多い人は、キャッシングで希望金額を借りられない可能性もあるでしょう。

カードローン

「お金を借りたいけれど、親戚には借りられない」「キャッシングは金利が高すぎる」といった場合のお金の調達方法には「カードローン」もあります。カードローンの主な特徴は、以下の通りです。

・金利は年3.0~18.0%程度と、キャッシングよりも低め
・新規借入時には審査が必要
・限度額の範囲までなら何度でも入出金自由

金利は、キャッシングよりも低くなることが多く限度額の範囲までなら自由に借りられるのがカードローンです。お金の調達には、さまざまな方法がありますが、カードローンは手軽に利用できる資金調達方法といえるのではないでしょうか。

次章では、カードローンの特徴についてさらに詳しく見ていきましょう。

カードローンのメリットとデメリットを知っておこう

カードローンは審査に通過すれば、ローンカードで銀行やコンビニATMからお金を引き出すことができます。

カードローンのメリット

「カードでお金を出金する」という点は、キャッシングと同じです。しかし、カードローンには以下の長所(メリット)があります。

・即日融資が可能
申込日に融資まで行う「即日融資」が可能なカードローンもあります。急いでお金が必要な時に非常に便利です。

・限度額の範囲までならば何度でも入出金自由
カードローンでは、審査時に限度額が決定しますが、その範囲内であれば入出金は自由です。

・振り込みで借り入れできるカードローンも多い
カードローンは、カードを使ってATMから出金するのが基本です。しかし、なかにはインターネットで振込依頼し、指定口座に入金できるカードローンもあります。

・用途は自由
カードローンは、カーローンや学資ローンのように資金使途が決まっていません。そのため交際費や家電などの購入資金、冠婚葬祭費などさまざまな使途に利用できます。

カードローンのデメリットとは?

用途が自由で使いやすいカードローンですが、注意点(デメリット)もあります。申込前に確認しておきましょう。

・使いすぎに注意
限度額範囲内であれば自由に使えるため、すぐに必要でないお金も借り入れてしまう恐れもあります。銀行預金を下ろす感覚でお金を借り入れできるため、場合によっては使いすぎてしまう可能性があることは認識しておきましょう。

・カードローン等の目的別ローンより金利が高い
カードローンの金利は、年3.0~18.0%ほど。この金利は、カーローンなど他の目的別ローンよりも高い傾向です。そのため用途によっては、目的別ローンを検討したほうが良いでしょう。

・延滞すると信用情報に傷がつく
借入金の延滞をするとその事実が信用情報機関に登録されます。内容によっては、その後の借入契約にも影響する可能性があるため注意が必要です。

また、カードローンは極度額での契約となるため、100万円のカードローンを作って、借り入れをまったく利用していない場合でも、審査では100万円借り入れしていると同様にみられます。他の借り入れへの影響が考えられますので、その点も注意しましょう。

自分に合った資金調達方法を見つけよう!

お金がないことで強いストレスを感じる人は多いでしょう。お金がない状態を解消するためには、まず生活の見直しを行い余計な支出を減らすことを心がけてください。そのうえで副業や転職などでお金を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。

またどうしてもすぐにお金が必要な時は借り入れという方法もあります。その中でもカードローンは即日融資もでき大変便利な資金調達手段です。ただしメリットだけでなくデメリットもあります。よく調べてから申し込みをしましょう。

文・田尻宏子
複数の金融機関での勤務経験や証券外務員第一種、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の資格を活かし、金融関連専門のライターとして活動中。生損保・不動産・ローンの情報を中心に「誰でも分かりやすい記事をお届けする」をモットーに執筆。

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