世界でもっとも有名な王族といえば、英国のロイヤルファミリーでしょう。その一挙一動が世界中のニュースになるほどです。そして、公務のたびにロイヤルファミリーがまとっている衣装、小物にいたるまでが同様に注目を集めています。この記事では、ロイヤルファミリーのファッションの魅力に迫ってみます。

ロイヤルファミリーのファッションは超一流

英国ロイヤルファミリーが愛する、王室御用達ファッションの世界
(画像=Vadym/stock.adobe.com)

ロイヤルファミリーのファッションを知る上で、まず知っておきたいのが“ロイヤルワラント”というキーワードです。「王室御用達」を意味する言葉で、イギリスをはじめ、デンマーク、ベルギー、モナコ、オランダなど各国の王室に対して商品やサービスを提供できる、選ばれしブランドや企業に与えられた称号を指します。

そんな超一流とも言えるロイヤルワラントを着こなすお手本とも言えるのが、ファッションアイコンとしても注目を集めているチャールズ皇太子とキャサリン妃です。

英国紳士スタイルを知りたければ、チャールズ皇太子を見よ

男性ならば一度は憧れるという「英国紳士スタイル」。そのお手本となるのが、チャールズ皇太子のロイヤルファッションです。チャールズ皇太子が選んだ英国御用達の正統派ブランドをいくつかご紹介しましょう。

まずは英国が世界に誇る「バーバリー」です。創業者トーマス・バーバリーが開発した防水素材のギャバジンを使ったトレンチコートは、バーバリーチェックとともにブランドの代名詞となっています。

そして、そのバーバリーと双璧をなすのが「ダックス」。その高い品質と仕立てで、洋服のみならず、ベルトや帽子、手袋などの小物類も評判です。

さらに注目したいのが1906年創業の「アンダーソン&シェパード」。英国紳士たちの御用達テーラーで、チャールズ皇太子は、こちらのスーツやツイードコートを長年愛用しているそう。日本にも2019年に初上陸しました。本国の店以外に入るのは快挙と言われています。

ニットやマフラーなら、ぜひ「ジョンストンズ・オブ・エルガン」を。スコットランドで最も歴史の古いニットメーカーであり、最高級のカシミヤ、メリノウール、ラムウールの肌に吸いつくような柔らかさは、一度手にしたら忘れられません。

このほか、シャツメーカーの「ターンブル&アッサー」、英国紳士のカントリーファッションとして日本でも知名度の高い「バブアー」なども、ロイヤルワラントに名を連ねています。

世界から注目されるキャサリン妃のファッションは?

チャールズ皇太子と同じく、ファッションアイコンとされるのがキャサリン妃です。婚約会見で着用した「イッサ・ロンドン」のブルーのドレスは、女性たちを瞬く間にとりこにし、その後発売されたレプリカ版は発売後からわずか1時間で完売してしまったほど。キャサリン妃がもたらすこういった経済効果は「ケイト・ミドルトン効果」とも呼ばれ、ファッション業界に多大な影響をもたらしています。

キャサリン妃のファッションが支持されるのは、「アレキサンダー・マックイーン」や「マルベリー」といったハイエンドファッションを愛用する一方で、「ギャップ」や「ザラ」といったリーズナブルな価格帯のブランドを積極的に採り入れている点も大きいでしょう。

コロナ禍でもその傾向は続いており、2020年4月には、「Clap for Carers(医療や介護に従事する人々に拍手を送る)」のために、イギリスの百貨店で129ポンド(日本円で2万円弱)で販売されていたゴーストのブルーのドレスを着て玄関先に出ると、その売り上げは急上昇。さらに、医療従事者やスーパーなどで働く親を持つ子どもたちのために開校したアカデミーの生徒たちと、オンラインで交流した際に着用したザラのニットもすぐに完売しています。

ギフトにうってつけロイヤルキッズ御用達ブランド

ウィリアム王子とキャサリン妃の間に生まれた、3人のかわいらしい王子・王女たちのファッションも常に注目の的となっています。

「ジーエイチハートアンドサン」は、100年以上の伝統を誇るブランド。王子・王女たちのお披露目の際にくるまれていたのは、こちらのベビーブランケットでした。昔ながらの製法で丁寧に作られており、そのシックなデザインと、柔らかく、温もり溢れる手触りは、さすが王室御用達です。

また、英国王室の公式行事におけるロイヤル・チルドレンの衣装にも採用されているのが、イギリスの子ども服ブランドの「レイチェルライリー」。ブランドの代名詞ともなった「スモッキング」は、ひだ状にした布の上から刺しゅうを施し、独特のボリュームを生み出す手法で、ジョージ王子ご愛用のパンツや、シャーロット王女のワンピースにも施されています。かつてはウィリアム王子も普段着や礼服として着用するなど、世代を超えて愛されています。

出産祝いや子ども服のプレゼントは何かと迷いがちですが、確かな伝統と技術をもった英国御用達ブランドなら、間違いありません。

ロイヤルワラントとプチプラファッションの融合

厳選されたロイヤルワラントで定番アイテムをおさえつつ、時には手ごろな価格帯のもので遊び心を取り入れる。英国王室を参考にしながら、こういったファッションのハイブリッドを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(提供:JPRIME


【オススメ記事 JPRIME】
超富裕層が絶対にしない5つの投資ミス
「プライベートバンク」の真の価値とは?
30代スタートもあり?早くはじめるほど有利な「生前贈与」という相続
富裕層入門!富裕層の定義とは?
世界のビリオネア5人が語る「成功」の定義