日経平均   28,948.73 円 ▼ 9.83 円
≪東証一部≫
売買高    12億2,115万株
売買代金  2兆9082億5000万円
値上り銘柄数 709 銘柄
値下り銘柄数 1,363 銘柄
騰落レシオ(25日) 96.01 %
為替 1ドル=109.39 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

結局指数は小動き

米国株は堅調ながらも上値が重かったが先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出に絡む買いもあって買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となると右往左往する展開となったが、結局下がれば買い、上がれば売りというような目先的な動きに連れて方向感が見られなかった。

昼の時間帯も特に動きはなく、後場に入るといつものように指数は小動きとなった。週末の手仕舞いで振らされるかと思ったが、売り買い交錯という感じで最後まで方向感は見られなかった。29,000円台では買えず、29,000円を下回ると売れず最後まで方向感は見られなかった。

小型銘柄も方向感は見られず、まちまちだった。東証マザーズ指数は堅調、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、週末のヘッジ売りもみられず指数を大きく動かすことはなかった。目先の売り買いも持高調整の売り買いも手控え気味という感じだった。

買われすぎ銘柄の修正安も一服となった感じでもあるのだが、いっこうに買い上がる動きにはならない。かと言って代わりに買われすぎまで買われるような銘柄も少なく、一方で売り急ぐような材料もなく、指数だけでなく個々の銘柄も保ち合いが続きそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
依然として動きは見られず、25日移動平均線や基準線にサポートされ、75日移動平均線や雲に上値を押さえられるという状況だ。上でもしたでも抜ければ大きく動くのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

依然として方向感がみられない。週末だし、SQが終われば少しは動くかと思ったが買い疲れ、売り疲れという感じで動きがない相場が続いている。抜ければ大きく動くということなのだろうし、大きく動く材料がないとどちらにも抜けないという状況なのだろう。

次のきっかけは米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合ということだが、実際には特に何も変わらないということになるのだろう。ただ、何も変わらないということが嫌気されるのか好感されるのかで動きが出るということもありそうだ。

特に目先の値動きに右往左往することなく、しっかりと安い銘柄を買っておけば良いだけの話でもあり、オプションでは既に動きかないと儲かるというポジションにしているということで良いのだろう。単なる「賭け」や「投機」「ゲーム」としてではなく投資をしている向きには特に問題のある相場でもないと思う。

動かなければ動かないなりに次の仕込みに入るとか、オプションを使って利益を出して置くということで良いのだろうし、「休むも相場」と決め込んで天気も良いので出かけるのも良いと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。