2021年6月15日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在は、明後日17日(木)日本時間未明のFOMC待ちで、主要通貨はレンジ相場が続いている。FOMCに関しては順当にいけばテーパリングに関する何らかの言及はあるだろうが、ハト派的な会見を予想しているのが通常の見立てだ。しかしながらここにきてドルが反発しているのは、インフレ率の上昇を受けてFOMCが意外とタカ派的な内容になるのではないかという情報が、いくつかのメディアから出てきており、その恐怖感がドル買いに繋がっているようだ。FOMCの結果を見てからでないと動けないので、とりあえず発表を待ちたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今回のG7で、各国からオリンピックに対するサポートが文言上一応得られた。よってオリンピックは開催されるであろうこと、そしてその後、総裁選をやって自民党の勝利という流れまでが見えている。そういう意味からすると夏から秋にかけて日経平均は堅調だろうし、米ドル/円もさほど円高には行かず、円安気味に推移するのではないかと思う。強く円安に行くかはわからないが、米ドル/円、もしくはクロス円で円安気味の展開を考えている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。