2021年7月20日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。（提供：羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
石油輸出国機構(OPEC)とOPECプラス(ロシアなど非加盟産油国による組織)は一昨日18日(日)、オンラインで実施された閣僚級会合にて、減産縮小で合意した。また新型コロナウィルスの変異株であるデルタ株の感染拡大への警戒などで、週明け、昨日19日(月)のマーケットは予想以上にリスクオフの展開となった。ただ、どの部分に市場が反応したか不明なところもある(OPECの合意そのものはさほど大きなインパクトをもたらすようにもみえないことや今後予想される原油需要の伸びを考えると原油価格は将来的に上がってくることが予想できるため)。投機的なポジションがロングで溜まっていたことは事実なので、原油が一時的に下落することは予想がついていたが、原油で下げたところは買い場となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円日足チャートをみると、昨日19日(月)の安値の109.06円付近がフィボナッチリトレーストメントの61.8％できれいに止まっている。またそこからの切り替えしも結構シャープなものだった。昨日19日(月)の市場の反応は大きすぎるので早晩修正が始まるのではないだろうか。ただそれにもかかわらず米国株や米長期金利の低下が続いた場合は、大きな変調の前触れかもしれないので要警戒だ。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年～1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い（ひつじかい） FXトレーダー＆ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
