2021年8月10日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
先週はクラリダFRB副議長の発言と強い米雇用統計からドルが上昇する展開となった。またその余波でゴールドの価格が下落するなど、商品市況にも影響が出た。この影響がこのまま続くかどうかについては、クラリダFRB副議長のタカ派的考えが主流なのかどうかを見極める必要があり、そうした段階に入ってきているだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
パウエルFRB議長やブレイナードFRB理事は徹底的にハト派スタンスだが、昨日9日(月)はボスティックアトランタ連銀総裁は比較的タカ派の意見を表明してきた。明日11日(水)日本時間未明にはエバンスシカゴ連銀総裁の発言の会見もあるので、こうなってくると今後のFOMC委員の発言次第では比較的早めのテーパリングを想定せざるを得ない状況となってくる。よってドル強めの展開を想定したい。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。