約1000戸の大型マンション「トミヒサクロス」。多くの人の注目を集めたせいか、2013年9月の事前内覧会には実に1800名もの参加者があらわれました。同月中に第一期として約半数の約500戸を販売しましたが、予想以上に大人気だった模様、これだけの戸数を販売したにも関わらず、1日で完売してしまった逸話が残っています。
一般的には消費税増税前の駆け込み需要があったためと言われますが、その時期は未だ安倍首相が消費税引き上げを表明していないため、マンションとして一定の評価があったため、この売れ行きになったと思います。お蔭様で今では全ての部屋が埋まりました。
しかし、個人に限らず業者として複数の部屋を買い占めた例も多いはずです。ですから、賃貸マンションとして入居可能であったり、早期に売却する予定で業者が購入しているケースが充分に考えられるため、今後も「トミヒサクロス」を不動産市場で見る機会があると思います。
商業施設も含まれる「トミヒサクロス」
前述した様に「トミヒサクロス」はマンションに限らず商業施設も入る予定です。中でも大型のテナントとして、デパートとスーパーマーケットの両方の機能を持つ「イトーヨーカドー」が入る予定のため、住む人に取っても大変買い物しやすい環境にあると思います。
食料品・日用品・衣料品・生活家具・家電製品が低価格な「イトーヨーカドー」は「トミヒサクロス」の不動産価格が高い欠点をカバーしています。これ以外にも色々な店舗が入ると言われます。
新宿駅から遠い点が欠点
最後、「トミヒサクロス」の欠点を見ます。前述した様に「新宿御苑」「新宿三丁目」は近くにありますが、各線「新宿」まで歩くと予想以上に遠く、約20分ぐらい必要になる様です（地下鉄から乗り継ぐとそれ以上時間が掛かると思います）。
そのため、地下鉄を利用するぶんには問題ありませんが、JR各線や小田急小田原線等を利用する場合は少し遠くなる点を頭に入れておいて下さい。都営新宿線と直通している京王線を利用する場合は問題ありません。ただし、それ以外は特に目だつ欠点が見られないため、（名目上）完売してしまった後も目玉物件になる気がします。
