2021年8月24日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は、27日(金)のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演があり、そちらが焦点となっている。先週20日(金)、カプランダラス連銀総裁が「デルタ株の今後の進展によっては見解の修正もあり得る」と発言し、最もタカ派だった人物から金融引き締めの見解示唆があったことで流れが変わった。そんな中、27日(金)にパウエルFRB議長も同様の趣旨の発言をした場合、テーパリング時期の後ズレ期待がより高まるだろう。そのため現在はリスクオン相場だ。今週27日(金)まではその期待があるため、比較的リスクオン気味の動きになることが予想される。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/カナダドルの日足チャートをみると先週20日(金)に1.2950ドル付近まで上昇したが、かなり上ヒゲが長く、見事なリバーサルの形を示している。大きな天井をつけ、少なくとも1.2400ドル付近までは落ちる格好となっている。資源価格が落ちたが、それらが回復することで直近のトレードとしては、ドル売り資源国通貨買いに妙味があるかもしれない。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。