2021年9月8日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
レイバーデーの連休明けとなった昨日7日(火)の米国株は総じて下落。S&P500が最高値圏から下落。米国債相場は下落し、10年債利回りは1.37%へと上昇。注目されていたRBA金融政策決定会合だが「週50億豪ドル相当の債権買い入れを週40億豪ドルに予定通り縮小。しかし、11月末までとしていた期間は来年2月半ばに延長」というニュートラルな発表。このあたりがRBAのうまいところ。RBAの結果を受けて豪ドルは総じて反落。これで8月20日からの豪ドル/円を筆頭としたリスクオン相場は昨日7日(火)のRBAの発表をきっかけに調整局面入りした。
現在の為替相場の戦略やスタンス
日経平均は「不安定化した菅政権からの脱却」を背景に底堅く推移しており、米10年債利回りの上昇要因も加えれば、米ドル/円の続伸という流れに。西原氏は米ドル/円に対して強気なスタンスは変えていないが、米ドル/円のボラティリティが上がってほしいところ。どちらにせよ8月20日から西原氏も、徹底的に豪ドル/円、豪ドル/米ドルをロングで回していたが昨日7日(火)のRBAでいったんスクエアに。本日8日(水)からは、新たなトレンドを模索する展開だろうか。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。