日経平均   29,916.14 円 △ 256.25 円
≪東証一部≫
売買高    12億5,738万株
売買代金  3兆4335億0100万円
値上り銘柄数 1,599 銘柄
値下り銘柄数 474 銘柄
騰落レシオ(25日) 125.18 %
為替 1ドル=110.43 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

日経平均主導で堅調

米国市場はまちまちとなり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となったが、本日の日本市場は売り先行となった。ただ、寄り付きの売りが一巡となるとこれまでと同様に買い戻しを急ぐ動きもあってあっさりと節目とみられる3万円を超え、さらに値持ちの良さかが買い戻しが入り上値を試す動きとなった。さすがに手仕舞売りに押されて上げ幅縮小となったが堅調な展開だった。

昼の時間帯には手仕舞い売りに押されて先物が上げ幅を縮小、後場に入っても手仕舞い売りが先行して上げ幅を縮小となった。それでも3万円を割り込まないとなると買戻しがさらに続き、値持ちの良い展開となった。日経平均には売り物も出ているのだが、先物の買戻しが指数を引っ張るという形で値持ちの良い展開が続き結局最後まで買戻しが入り高値圏での引けとなった。

小型銘柄も総じて堅調だが買われ過ぎ感が強く上値も限られた。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は堅調、二部株指数は小幅高となった。先物はまとまった買いが散発的に見られ指数を押し上げる展開となった。ETF(上場投資信託)のヘッジやオプションに絡むヘッジから買い急ぐ場面も見られ指数を押し上げる一番の要因だった。

今日も指数先行で堅調となり、ついに3万円台での引けとなった。個々の銘柄を見てみると特に買われているということでもないのだが、先物主導で買い急ぐ場面も多く、堅調な地合いが続いた。そろそろ過熱感から調整となると思うが、空売りがさらに積み上がっているようであれば、まだまだ上昇が続くということだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
移動平均線や基準線からの乖離も大きくそろそろ天井となっても良いところだ。「最後の抱き線」となるかどうか、明日、本日の高値を抜けるかどうかということにかかってきそうだ。

☆ あれやこれやと一言 ☆

空売りが積み上がり先物の買いが止まらない。特に買い上がる材料もなく、下がる材料しかないので空売りが積み上がり、から売りの買戻しで指数が押し上げられて買われすぎとなるのでさらにから売りが積み上がるということなのだろう。特に日経レバレッジの空売り、ダブルインバースの買いが増えれば増えるほど上昇するということなのだろう。

上がる理由がなく下がる理由ばかりなので上がっている。それだけ目先の値動きに連れて動く向きも多く、さらにうまく売りでも取ってやろうと考える向きが多いので買いが儲かるということになっている。先物・オプションSQ(特別清算指数)算出までとなるかどうかということだが、売りたい向きが多いだけに止まらないということだろう。

引き続きTOPIX買い日経平均売りというようなことでも良いのではないかと思う。もうはまだなり、まだはもうなりということなので、まだまだ上昇するという雰囲気が強まって空売りがなくなれば上昇も終わるののだろう。売り材料しかないので、空売りが積み上がるということだから、米国株安など外部の動きがきっかけとなるのだろう。

相変わらず堅調な相場となっている。何度も言っているが本当に買う材料がなく、売り材料が多いことが買いにつながっているということなので、いったん買戻しが終わり、空売りが減るまでは上昇が続くということだろう。日経平均レバレッジの空売りやダブルインバースの投げが出尽くさないと上昇が止まらないということだ。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。