2021年9月28日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は明日29日(水)に開かれる自民党総裁選が全てといってもよさそうだ。先週もそのことに触れたが、1週間経ったため、最新の状況を記載したい。最もマーケットに影響を与えそうなのは、先週同様、高市総裁誕生の場合。高市氏はインフレ率2%を達成するまでは国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を凍結するという政策を掲げているが、これは非常に極端だ。よって1回目の投票で高市氏が残った場合、高市総裁への期待が高まるため、その際は、米ドル/円、日本株とも上昇する展開が予想される。また、河野氏が選ばれた場合、株価は上昇するが、為替面では金融緩和に関してあまり積極的ではないので横ばい。岸田氏の場合は、株も為替もさほど変化せず横ばい、という展開が考えられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国では、パウエルFRB議長をはじめ、FRBがややタカ派化しているようだ。今のところはマーケットに大きな変化はないが、月末のリバランスなど、今月は様々な情報が錯綜しており、不透明な部分が多い。そのため短期的には不明だが、時間の経過とともに中長期的にはドル高がはっきりしそうな気がしている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。