2021年10月27日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週に入り米ドル/円は114円を中心に一進一退の値動きとなっている。約4年ぶりとなる114.70円まで急上昇したこともあり、一旦はスピード調整が入っている格好だ。また、ここから先に下記の日程でビッグイベントを控えていることもあり、ポジションを傾けにくい状況といえるだろう。

10月28日(木)日銀金融政策決定会合
10月28日(木)欧州中央銀行(ECB)政策金利
10月31日(日)衆議院選挙
11月4日(木) FOMC政策金利
11月5日(金) 米雇用統計

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の基本スタンスとして日米金融政策を背景に大きな方向での上目線は変わらない。特に円安へのバイアスはもう少し続きそうなモメンタムなのでクロス円も同様のイメージを持っている。月末のリバランスによるドル売りや、衆議院選挙で自民党が議席減らした場合などの円高リスクもあり、各イベントを確認する必要あるが、米ドル/円、クロス円が沈み続けるようなマーケットではない。ダウンサイドに一定の見極めがつけば下がったところを丁寧に拾っていく方針だ。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。