日経平均   29,647.08 円 △ 754.39 円
≪東証一部≫
売買高    12億8,590万株
売買代金  3兆2825億0800万円
値上り銘柄数 1,901 銘柄
値下り銘柄数 243 銘柄
騰落レシオ(25日) 86.05 %
為替 1ドル=114.23 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

自民党の勝利を好感して大幅高

週末の米国株が堅調だったことや昨日行われた衆議院議員選挙で与党が勝利したことで、経済対策などが進めやすくなるという見方から買い先行となった。大きく買われた後も値持ちは良く、上値の節目と見られる29,500円を超えての動きとなり、上値は重くなったものの値持ちの良い展開だった。

昼の時間帯も特に売り急ぐということでもなく、後場に入ってからも空売りの買戻しなどが続き値持ちの良い展開となった。積極的に買い上がるというよりは指数に連れての動きなのだろうが、逆に売り急ぐということもなく、大幅高となった。日経平均に影響の大きな銘柄には月初の買いも入っていたようだ。

小型銘柄も堅調なものが多くなった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった買いは散発的に見られたが、指数を大きく押し上げるということでもなかった。ETF(上場投資信託)などに絡んでの買戻しもあり、先物買い要因となった。

ここまで選挙に反応するということもないのだろうが、意外に自民党が強かったというよりは立憲民主党が弱かったということだろう。経済政策がやりやすくなったのだろうが、ここからは今度は金融課税強化やインフレ懸念などが取り沙汰されれば今度は買戻し一巡となったものから調整となるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
雲を抜けかかってきた。ちょうど節目とみられる水準でもあり、ここからさらに上値を終えるのかどうかということだろう。まずは雲のサポートを確認することになるのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

意外に強いということだが、選挙だ何だと言っても結局はファーストリテイリングであり、東京エレクトロンであるということだ。日経平均が突出しているということは相場全体というよりは日経平均型の買いが入っているということなのだろう。

相変わらず月初の買いが健在なのだろう。選挙も材料となったのだろうが、選挙がなくても買い上がる素地は出来ていたということだと思う。29,500円から上の水準は買われ過ぎてあると思うので、いったんは29,000円の値固め、あるいは再度28,500円水準までの調整もあると思う。

そこまで買い上がる材料もないという感じだが、とりあえず月初の買いに選挙の買いが乗っかったということなのだろう。ここからさらに買われるには好調な決算を発表した銘柄の上値を買い上がる動きがみられるかどうかということだ。

空売りが積み上がれば買い戻しを急ぐ動きもあるのだろうが、空売りが積み上がらなければ買い戻し一巡から売り直されると思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。