2021年12月6日11時時点に齊藤トモラニさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週3日(金)のドルは米雇用統計で非農業部門雇用者数は21万人と予想55万人をはるかに下回った数値だったが、複数のFOMCメンバーが早期利上げを示唆したことで強含みに推移した。ドルインデックスは前日の96.135から96.151へとわずかに上昇している。メジャー8通貨のうち勝ち組では円が最強通貨で、それにユーロ、スイスフラン、ドルと続いている。カナダドルはカナダの雇用統計直後大きく買われて一時最強通貨となったが、その後売られ結局横ばいで終了。一方、負け組では豪ドルが最弱通貨となり、NZドルとポンドが続いた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週3日(金)の米ドル/円は終日強含みだったが60分足チャートをみると米国雇用統計直後(午後11時の足)に113.61円付近の高値を付けて反落し、翌4日(土)の午前4時の足で112.56円付近の安値を付けている。米ドル/円の一日の値幅は105.2pipsと大きな値動きとなった。米ドル/円はタイムサイクル的には、12/3~9の底値圏に向かってさらに続落するかもしれない。エリオット波動的には下降D波に入ってるので、いったんの上げの後もうしばらく下げそうだ。113.65円と113.95円のレジスタンスがあるので、この2本のラインを超えてきて、サポートになるまでは戻ったところを売りでいいと思っている。

齊藤 トモラニ(トレーダー兼セミナー講師)
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナーの受講生。セミナー受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として弊社へ入社。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。