2022年1月11日14時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

これから先、米金利が上昇することで、米国株、特にグロース株を中心に調整(その反対にバリュー系の株が上昇)すると見られているが、昨日10日(月)ナスダックが重要なサポートラインを割り込んで急落したものの、引けにかけてはその大きな下げを全戻しする形で終わり、むしろ底入れのような形に見えなくもない様相となった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、ここ最近の米金利上昇にも関わらず伸び悩んできた。その要因の1つはポジションが固まり過ぎていたこと。そしてもう1つは金利上昇に伴う株価下落でリスクオフ局面となってしまい、それに対する反応だと思う。米ドル/円相場はまだロングポジションが残っていると思うので、すぐに高値追いをするのは難しく、しばらくは115円台前半±50銭くらいの揉み合い局面になるのではないだろうか。ただ今週は本日11日(火)の日本時間夜にFRB議長再任指名承認公聴会、明後日13日(木)にFRB副議長指名承認公聴会などがある。その際にタカ派的な発言が出てくると金利上昇方向への反応があり、米ドル/円も少し動くかもしれない。しかし基本的には年末年始の上昇の調整局面だと考えている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。