中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を展開するツクルバは2月10日、売出し前中古不動産の売買意向マッチングプラットフォーム「ウルカモ」をリリースした。対象は首都圏の一都三県の中古マンション。順次、取り扱い範囲を拡大していく予定。

匿名性を保持しながら保有物件の査定が受けられるのが特徴。マンションの売却検討者は、スマートフォンのアプリから住まい情報の登録ができ、オンラインで完結する2種類の査定(AI査定、プロによる内装査定)が受けられる。エステートテクノロジーズ社のAIシステムを活用した「AI査定」では、部屋の相場価格を即座に確認できる。室内などの写真を投稿することで、人力査定も受けられる。

アプリの画面

投稿された物件情報に対し、購入検討者は「スキ」「買うかも」などのスタンプやコメントを付けることができる。売却意向が固まるまでは、(通常、マンション売却時に不動産仲介業者と結ぶ)媒介契約は必要ない。

「買うかも」スタンプを付けた購入希望者には「内見ファストパス」が付与される。売却検討者がツクルバと媒介契約を結んで売却活動を開始した時点で、購入希望者とのマッチングができている状態となっている。

ウルカモのサービスの仕組み

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