ボルボが電気自動車専用モデルのC40リチャージをマイナーチェンジ。シングルモーターの前輪駆動モデルを追加設定するとともに、既存のツインモーターAWDモデルの一部仕様変更を実施
ボルボ・カー・ジャパンは2022年3月18日、電気自動車専用モデルのC40リチャージにシングルモーターの前輪駆動モデル「C40リチャージ プラス シングルモーター（C40 Recharge Plus Single Motor）」を追加設定するとともに、既存のツインモーターAWDモデルの車名を「C40リチャージ アルティメット ツインモーター(C40 Recharge Ultimate Twin Motor)」に変更し、合わせて一部仕様変更を実施して、本年4月21日よりオンラインストアでの予約注文を開始すると発表した。ユーザーへの納車は今秋を予定している。
車両価格は以下の通り。
C40リチャージ アルティメット ツインモーター：699万円
C40リチャージ プラス シングルモーター：599万円
まずは新設定のC40リチャージ プラス シングルモーターから解説しよう。
パワーユニットには、最高出力170kW（231ps）/4,919～1万1,000rpm、最大トルク330Nm/0～4919rpmを発生するモーターをフロントアクスルに、総電力量69kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載して、前輪を駆動。充電はツインモーターと同様に普通充電でAC200V（Type1）9.6kWまで、急速充電でDC（CHAdeMO）150kWまで対応し、一充電走行距離は欧州WLTPモードで434kmを実現した。
装備面では、前7.5J×19／後8.5J×19アルミホイール＋前235/50R19／後255/45R19タイヤ、マイクロテック／テキスタイル・コンビネーションシート、ハイパフォーマンスオーディオシステム（250W、8スピーカー）などを専用で組み込んでいる。
C40リチャージ アルティメット ツインモーターに話を移そう。ピクセルLEDヘッドライト（フルアクティブハイビーム付）およびLEDフロントフォグライト（コーナリングライト機能付）は、シンプルなLEDヘッドライトおよびLEDフロントフォグライトに刷新。ピクセルLEDヘッドライトはオプションで用意する。また、オレフォス社製クリスタルシフトノブが配されるテイラードウールブレンドシートの内装仕様をオプションとして追加設定。さらに、C40リチャージ全車のルーフピラーおよびルーフスポイラーをボディ同色化し、合わせて新ボディカラーとしてオニキスブラックメタリックをラインアップした。
パワーユニットは基本的に従来と共通で、前後アクスルにモーターを1基ずつ配する、ツインモーターの電子制御AWDシステムで構成。最高出力は300kW（408ps）/4350～1万3,900rpm、最大トルクは660Nm/0～4,350rpmを発生する。駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量78 kWhを確保。一充電走行距離はWLTCモードで485kmを実現している。
（提供：CAR and DRIVER）
