アルファロメオのスポーツサルーンのジュリアが仕様変更。スポーツ性と上質感を兼ね備えた新グレードの「Ti」を追加
Stellantis(ステランティス)ジャパンは2022年4月6日、アルファロメオのスポーツサルーンのジュリア(GIULIA)を仕様変更し、5月14日に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
2.0 TURBO Ti:554万円
2.0 TURBO Veloce:624万円
2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO:1,287万円
今回の仕様変更は、全モデルの装備内容を見直すとともに、新グレードとして「Ti」を追加設定したことが訴求点である。
まずは新グレードの「Ti」から解説していこう。アルファロメオの高性能車に付けられる伝統的な呼称である“Turismo Internazionale”の頭文字、「Ti」を冠したジュリアTiは、元来備わるスポーツ性能と上質さを併せ持つグランドツアラーとしての性格を、よりいっそう際立たせたことがトピックだ。
外装では、ボディ同色のエクステリアミラーハウジングやTiエンブレム、ダークタービンデザインを取り入れた10スポーク18インチアルミホイール+前225/45R18/後255/40R18ランフラットタイヤを専用装備。エレガントな佇まいの中にも走りの良さが感じられるスタイリングを創出する。一方、内装ではグレーオークのウッドパネルやナチュラルレザーシート(前席シートヒーター付、運転席シートメモリー付)を標準で採用。シート色には専用のタンを設定し、ブラック基調のインテリアと相まって上質なキャビン空間を実現した。
従来グレードのVELOCE(ヴェローチェ)および QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)の仕様変更に話を移そう。
まずVELOCEは、ブラックのフロントグリルやエクステリアミラーハウジング、ダークエキゾーストフィニッシャー、新造形の5ホールデザイン19インチアルミホイール(タイヤは前225/40R19/後255/35R19サイズのランフラット)を新たに装備。さらに、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)を新たに組み込んで、トラクション性能をいっそう向上させた。パワートレインは基本的に従来と共通で、1,995cc直列4気筒マルチエア16Vツインスクロールターボエンジン(最高出力280ps/5250rpm、最大トルク400Nm/2,250rpm)+電子制御式8速ATを搭載し、後輪を駆動している。
一方でQUADRIFOGLIOは、ブラックテールライトやレザー/アルカンターラ巻きステアリングホイール(カーボンインサート)、ホールド性と快適性を両立したスパルコ製カーボンバケットシート(スポーツレザー/アルカンターラ表皮)などを新たに装備し、プレミアム性とダイナミック性能のいっそうの強化を図る。パワートレインは基本的に従来と共通で、2,891cc・V型6気筒DOHC24V直噴ツインターボエンジン(最高出力510ps/6,500rpm、最大トルク600Nm/2,550rpm)+電子制御式8速ATを搭載し、後輪を駆動している。
(提供:CAR and DRIVER)