この記事は2022年7月19日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2022年7月19日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年7月18日(月)のイメージは、盛り上がったドル買いのポジション調整が出る週と考えている。

FRBの利上げ予想が0.75%から1.00%に変わったことでドル買いが吹き上がり、米ドル/円も139円台まで上昇。ユーロ/米ドルはパリティ(1.0000ドル)割れで、0.9950ドルを狙いに行ったが割れなかったという展開。

そこで一旦は、やはり利上げは1.00%ではなく0.75%だろうという意識が強くなってきたため、買ってしまったドルをポジション調整的に、もう一度売らなければならない状態となった訳だ。そしてユーロ/米ドルはどんどん上がり、1.02ドル台まで上昇。

現在も一旦ポジション調整が出ている状態だが、全部出切った訳ではないので、目先はユーロ/米ドルは押し目買い、米ドル/円は戻り売りだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

2022年7月18日(月)の米ドル/円予想レンジは136.00~140.00円。戦略的にはできる限り引き付けて買いたいのだが、スキャルピングなら売り回転も可能。

ただ、イメージしているのは137円台のどこかで本命ロングを作りたい。そのため、売り回転させる分は引っ張らずに早めの利食いをしつつ、落ちたところでロングを作るタイミングを待つ方向で考えている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。