この記事は2022年10月19日に「CAR and DRIVER」で公開された「ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ」を一部編集し、転載したものです。


SUBARUシフォン/シフォンカスタムが一部改良。シフォンカスタムのデザイン変更やスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオの採用、機能装備の拡充などを実施

SUBARUは2022年10月13日、軽スーパーハイトワゴンのシフォン/シフォンカスタムの一部改良モデルを発表した。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲SUBARUシフォンカスタムRS(2WD) 価格:CVT 189万2,000円 全長3,395×全幅1,475×全高1,755mm ホイールベース2,460mm 車重930kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.2km/リットル 写真のボディカラーは新色のクールバイオレットクリスタルシャイン

車種展開は以下の通り。

■シフォン

L:2WD138万6,000円/4WD151万2,500円

G:2WD156万2,000円/4WD168万3,000円

■シフォンカスタム

R:2WD180万4,000円/4WD192万5,000円

RS:2WD189万2,000円/4WD201万3,000円

なお、従来全グレードに付けていたスマートアシストの名称は省かれ、また従来設定していたシフォンGSスマートアシスト、シフォンカスタムR Limitedスマートアシスト/RS Limitedスマートアシストはカタログから外れている。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲SUBARUシフォンG(2WD) 価格:CVT 156万2,000円 全長3,395×全幅1,475×全高1,755mm ホイールベース2,460mm 車重910kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.7km/リットル 写真のボディカラーは新色のサンドベージュメタリック

ダイハツからOEM供給を受けて販売するシフォン/シフォンカスタムは、ダイハツのタント/タントカスタムをベースとするSUBARUブランドの軽スーパーハイトワゴンだ。

今回の改良は、シフォンカスタムのデザイン変更やスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオの採用、機能装備の拡充などを図ったことが特徴である。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲シフォンカスタム・シリーズはフロントマスクを刷新。押し出し感を強めたアグレッシブな顔つきを演出する。写真はシフォンカスタムR

まずはシフォンカスタムのデザイン変更から解説していこう。

最大のトピックはフロントマスクの刷新で、シャープな造形のヘッドライトと一体感を持たせた横長のグリルに、横桟を組み込んだブラックの台形大型インテークをメッキ枠で囲ったバンパー、三角形の樹脂の中にフォグランプを配したサイド部などを採用して、立体感とワイド感を強調したアグレッシブな顔つきに仕立てる。

リアセクションでは、バンパーのサイド部のアレンジなどを変更した。ボディカラーはシフォンカスタム専用色として、クロムグレーメタリックとクールバイオレットクリスタルシャインを新たにラインアップしている。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲シフォンカスタム専用色としてクロムグレーメタリック(写真)とクールバイオレットクリスタルシャインを新設定。写真はシフォンカスタムR

内装に関しては、ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、さらにレザー面積を増やすと同時にファブリック部をブルーで仕立てたレザー調×ファブリックのシート表皮や、ピアノブラック調/メッキシフトベゼル付きのインパネセンタークラスター、メッキインナードアハンドルなどを配備して、シックかつ落ち着きのあるキャビン空間を演出した。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲シックなブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色
ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲レザー面積を増やすと同時にファブリック部をブルーで仕立てたレザー調×ファブリックのシート表皮を採用

シリーズ全体の改良に話を移そう。

機能面では、Lグレードを除く全車に電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを標準で装備。また、メーカーオプションとしてApple CarPlay/Android Autoとの接続が可能な9インチのディスプレイオーディオをSUBARUの軽自動車として初めて採用する。

さらに、内装はドアトリムおよび助手席トレイのキルティングを緻密なテクスチャ形状に変更するとともに、インストルメントパネルの加飾パーツ色を従来よりも深みのあるブルーに刷新。

ラゲッジルームには上下2段調節式デッキボードを配備し、さらにラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設した。シフォン専用のボディカラーとして、サンドベージュメタリックとホワイト/サンドベージュメタリックを新たに設定したこともトピックだ。

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲シフォン専用のボディカラーとしてサンドベージュメタリックとホワイト/サンドベージュメタリック(写真)を新たに設定。写真はシフォンG
ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲シフォンはドアトリムおよび助手席トレイのキルティングを緻密なテクスチャ形状に変更するとともに、インストルメントパネルの加飾パーツ色を従来よりも深みのあるブルーに刷新
ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲メーカーオプションとしてApple CarPlay/Android Autoとの接続が可能な9インチのディスプレイオーディオをSUBARUの軽自動車として初めて採用する
ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲ラゲッジルームには上下2段調節式デッキボードを配備。デッキボードは取り外して使用することも可能
ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽スーパーハイトワゴンのシフォンがマイナーチェンジ
▲ラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設する

パワートレインは基本的に従来と共通で、KF型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジンの自然吸気(最高出力52ps/6,900rpm、最大トルク6.1kg・m/3,600rpm)とインタークーラー付ターボ(最高出力64ps/6,400rpm、最大トルク10.2kg・m/3,600rpm)の2機種を設定。組み合わせるトランスミッションには、CVTのみを採用している。

Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER