この記事は2022年9月27日に「CAR and DRIVER」で公開された「BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施」を一部編集し、転載したものです。


よりモダンなデザインへと進化したBMW3シリーズのセダンとツーリングが日本上陸。ワイド化したキドニーグリルや精悍さを増した前後LEDライト、レバー式からドグルスイッチ式に刷新したギアセレクターなどを採用して洗練度を大幅アップ

BMWジャパンは2022年9月20日、商品改良したBMW3シリーズのセダンとツーリングを発表し、同日より発売した。ユーザーへの納車は2022年9月下旬以降を予定している。

BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲BMW3シリーズのセダン(写真・左)とツーリング(同・右)が最新のBMWデザイン言語を採用して、よりモダンなデザインへと進化

車種展開は以下の通り。

■セダン

318i:548万円

318i Mスポーツ:604万円

320iエクスクルーシブ:646万円

320i Mスポーツ:646万円

320d xドライブ Mスポーツ:678万円

330e Mスポーツ:710万円

M340i xドライブ:1040万円

■ツーリング

318iツーリング Mスポーツ:627万円

320iツーリング Mスポーツ:689万円

320d xドライブ ツーリング Mスポーツ:715万円

M340i xドライブ ツーリング:1067万円

BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲セダンのボディサイズは全長4,720~4,725×全幅1,825×全高1,440~1,445mm、ホイールベース2,850mmに設定。フロントマスクはワイド化したダブルバー内蔵のフロントグリルやヘキサゴナルデザインのエアインテーク、シャープな造形のLEDヘッドライトを配して、より精悍で自信に満ちた表情を演出

今回の改良は、最新のBMWデザイン言語を採用して印象的なアップデートを図ったことが特徴である。

フロントマスクは、ワイド化したダブルバー内蔵のフロントグリルやヘキサゴナルデザインのエアインテーク、逆L字型で輪郭も強調されたデイタイムランニングランプを組み込むシャープな造形のLEDヘッドライトを配して、より精悍で自信に満ちた表情を演出。

一方でリアビューは、より細く水平なラインで構成したLEDコンビネーションランプや、大型化したディフューザー、縦型のリフレクター、パイプ径をΦ90mmまたはΦ100mmとしたデュアルエグゾーストなどによって、スタイリッシュかつ存在感あふれる後ろ姿を具現化した。

BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた最新のBMWカーブドディスプレイを採用して、先進的でクリーンなコクピットを創出。ステアリング部にはパドルシフトを全機種に標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲ギアセレクターをレバー式からドグルスイッチ式に変更。BMW特有のiDriveコントローラーを中心とするモダンで整然としたセンターコンソールデザインに仕立てる
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲写真はオプションのMスポーツシートパッケージ装着車。表皮はヴァーネスカレザーで、ブラックとコニャック(写真)の選択が可能

インテリアに関しては、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた最新のBMWカーブドディスプレイを採用して、先進的でクリーンなコクピットを創出。また、センターコンソール部はギアセレクターをレバー式からドグルスイッチ式に変更して、BMW特有のiDriveコントローラーを中心とするモダンで整然としたデザインに仕立てる。なお、レバー式ギアセレクターの廃止に伴い、パドルシフトを全機種に標準で組み込んだ。

BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲ツーリングのボディサイズは全長4,720~4,725×全幅1,825×全高1,450~1,455mm、ホイールベース2,850mmに設定。より細く水平なラインで構成したLEDコンビネーションランプや大型化したディフューザーなどによって、スタイリッシュかつ存在感あふれる後ろ姿を創出
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲ラゲッジ容量は後席使用時で500リットル、後席格納時で最大1,510リットルを確保
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲写真はオプションのハイラインパッケージ装着車。シート表皮はヴァーネスカレザーで、タコラレッド、ブラック、モカ、オイスター(写真)の選択が可能

パワーユニットは基本的に従来と共通で、318i系に1,998cc直列4気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力156ps/4,500rpm、最大トルク250Nm/1,300~4,300rpm)+8速ATを、320i系に1,998cc直列4気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力184ps/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,350~4,000rpm)+8速ATを、320d xドライブ系に1,995cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ツインパワーターボディーゼルエンジン(最高出力190ps/4,000rpm、最大トルク400Nm/1,750~2,500rpm)+8速ATを、330e系にプラグインハイブリッドの1,998cc直列4気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力184ps/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,350~4,000rpm)+モーター(最高出力80kW/3,140rpm、最大トルク250Nm/3,170rpm)+リチウムイオン電池(総電力量12.0kWh)+8速ATを、M340i xドライブ系に2,997cc直列6気筒DOHC直噴 Mツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力387ps/5,800rpm、最大トルク500Nm/1,800~5,000rpm)+8速ATを搭載している。

BMW3シリーズが最新のBMWデザイン言語によるアップデートを実施
▲高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力を有する最先端の安全運転支援システムを装備
Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER