日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,527.64円 △327.90円
為替 1ドル=147.16円
売買高(東証プライム、以下同) 12億3,359万株
売買代金 2兆9,125億円
値上り銘柄数 1,299銘柄
値下り銘柄数 474銘柄
騰落レシオ(25日) 104.86%

市況概況

米国株高や香港株高もあって大幅高

先週末の米国株が大幅高となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われていたこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡となった後も好調な決算発表などに反応して総じて堅調な展開となり、香港市場が高くなると連れてということでもないのかもしれないが買い戻しを急ぐ動きなどもあってさらに買われた。指数先行という形で指数に影響の大きな銘柄の上昇が目立った。

昼の時間帯も買い戻しなどが入って堅調な地合いが続き、後場は前場の高値を上回っての始まりとなった。ただ、その後は全く動きは見られず、指数は狭い範囲での動きとなった。

米国の金利動向や中国の景気動向なども気になるなかで持高調整の売り買いも一巡となり、改めての売り買いも手控えられたということなのだろう。後場の寄り付きがほぼ高値で、最後は手仕舞い売りに押されたということで改めて27,500円水準での上値の重さが確認されたのだと思う。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く、総じてさえない展開となった。マザーズ指数やグロース指数は安くなる場面もあり小幅の上昇だった。先物は午前中はまとまった売り買いも見られたが、午後になると全く動きは見られず、指数を大きく動かすことも方向付けることもなかった。

米国市場に連れ安、連れ高という動きになっているが、好調な決算に反応しても長続きせず、疑心暗鬼な相場ということだろう。米国の金利だけでなく、中国の景気動向、そして何よりも地政学リスクなどもあって買い切れないということだろう。

米中間選挙が終わって、トランプ元大統領の復活が期待されるようであれば、株式市場も堅調となるのかもしれない。ただ、足元では政局の混乱などが材料視される可能性もあるだろう。

テクニカル分析

日経平均

雲の下限でサポートされた後に今度は雲の上限で上値を押さえられた。まずは雲の中での保ち合い相場ということを前提に考えて良いと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。