リクルートホールディングス <6098> は27日、ベンチャー企業への出資を行うコーポレートベンチャーキャピタル『合同会社RGIP』を通じて『Quandoo(クアンドゥー)』を開発、運営する独クアンドゥー社に出資すると発表した。

『Quandoo』は飲食領域におけるクラウド型の予約管理プラットフォームの提供や飲食店の予約サービスなどを行うサイトだ。ドイツ、イタリア、オーストリアなど9カ国に展開している。

欧州ではインターネットで飲食店の予約を行う文化が浸透しておらず、総予約数の約2%という低い水準にとどまっている。リクルートはこの市場が今後拡大し、成長が見込めるとして出資を決めた。

リクルートはグルメ情報サイトの『ホットペッパー』などを運営。今後はそこで培ったノウハウと、『Quandoo』が持つユーザーを基盤として、欧州におけるオンライン予約サービスの普及を目指す。

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