本記事は、菅原 洋平氏の著書『仕事が速い人があたりまえにやっていること』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。
「日常のシーン」で2タイプの傾向を見てみよう!
脳の処理系統は、日常の些細な場面に表れます。
● 付箋の貼り方
「同時系」の人は、目についた文章や気に入ったフレーズにいろんな色の付箋をランダムで貼ります。
面白かった本は付箋だらけになりますが、見返すときは付箋を目印には使わず、パラパラめくったりします。
「それだと付箋の意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、ページを開いた状態で付箋を取り出して目的の箇所に貼る、という自分の動作を映像で記憶しているので、目的の文章を思い出すことができます。
一方で「継次系」の人は、見出しをつけるように付箋を貼ります。
色に統一性をもたせたり、章の冒頭に貼ったりして、見直すときは付箋を頼りにページをめくります。
● メモのとり方
「同時系」の人は、罫線は無視して自由にメモします。資料の空いているところにメモをしたり、関係図を描いたりすることも多いです。「他人が見るとわかりにくいけれど、自分にはわかりやすい」という感じですね。
「継次系」の人は、罫線どおりにメモします。箇条書きにしたり、ノートを分割して使ったりすることもあり、他人が見てもわかりやすいのが特徴です。
● ノートのとり方
「同時系」の人のノートは、結論や重要な点が枠で囲んであったり、大きく目立つように記載してあったりします。
ぱっと見て本人がなにを得たのかがわかりやすいですが、情報は要約されているため、書かれていないこともあれば、関係ないことが書かれていることもあります。これを継次系の人が見ると、「情報が抜け落ちていて、なぜそこに行きついたのかという根拠が弱い。結局、後で調べなければならないので要領が悪い」と感じます。
「継次系」の人のノートは、「順番どおり」「事実のとおり」に記載されています。情報がくまなく網羅されているのですが、どこが重要か、なにが結論か、というハイライトが付けてあるわけではありません。
そのため同時系の人が見ると、「要点が絞れておらず、ただ書いてあるだけで要領が悪い」と感じます。
このように要領がいいやり方は、自分の情報処理系統によって決まるのです。
あなたにとって効率的な「食器洗い」はどっち?
「洗い物をこまめに洗えば、まとめてやる必要がなくなるからいいという情報がありますよね。でも、まとめて洗ったほうが効率的という情報もあって、どちらが正解なのか判断できません」(30代女性)
こんな相談をいただくことがあります。ネットでやり方を調べて複数ヒットすると、どれを選んでいいのかわからなくなることがありますね。
そんなときは、脳の処理系統に従って選択してみましょう。
この相談の「こまめに」や「まとめて」を、もう少し具体的にしてみます。
「同時系の人」は、ビジュアル化することが得意で、関連づけもビジュアルで行うため、
- 流し台を占領してしまう大きな物(鍋のふたや大皿など)をまとめて洗い、拭いて棚にしまってから、小皿などの小さな洗い物に取りかかる
- 流し台や水切りかごに十分なスペースをつくって作業しやすい環境にすることを優先する
このように、大きさや空間をうまく利用する方法が適しています。
「継次系の人」は、順序だてが得意なので、
- まず洗う工程をすべて完結させる。皿、コップ、箸など種類順に洗っていく
- 「拭く工程、棚にしまう工程」という工程順に片づけていく
- 棚にしまうときも一度ですませ、いったり来たりする必要をなくす
このように、工程に合わせて作業して二度手間を省く方法が適しています。
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