「投資を始めたいけど何に投資したらよいか分からない」といった人は多いのではないでしょうか。「元本は減らしたくない」「多少のリスクがあっても高いリターンを得たい」など、投資に対する方針は人によってさまざまです。本記事では、性格別におすすめの金融・不動産商品を紹介します。
性格によって向いている投資がある
人の性格は、投資方針に大きな影響を与えます。例えば、安全を第一に考える人が株式に投資しても、値動きの大きさが不安になって「やっぱりやめた」と適当なところで引きあげてしまうかもしれません。反対にリスクよりもリターンを重視する積極的な性格の人が、利回りの低い債券を買っても物足りなく感じるでしょう。
これから投資を始めるなら、自分の性格に向いている投資商品を選ぶことが大切です。性格別に見た4つの投資パターンを考えてみましょう。
安全重視の人：債券
とにかく元本を減らしたくないという安全重視の人に向いているのが、国債をはじめとする債券投資です。ただし、国内債券である限り元本保証に近いですが、その分利回りが低いので、普通預金よりはマシというスタンスで投資する必要があるでしょう。債券を直接購入するほかに、債券を組み合わせて運用する「公社債投資信託」に投資する方法もあります。
また、大手企業が発行する社債は国債などよりも利回りが高い商品が目立つので、業績が安定して信頼できる企業の社債を買うのもよいでしょう。
リターン重視の人：株式
安全性よりも多くの利益を得たいリターン重視の人は、株式に投資するのがおすすめです。株式には、値上がり益のほかにも配当金や株主優待など複数のリターンを得る道があるため、メリットが多い投資先といえます。
ただし、リーマンショックやコロナショックといった経済危機に陥った場合は、最も影響を受けやすい投資先となることを心得て投資しなければなりません。特に相場の急落時は、大きな損失を出してしまうリスクがあります。
バランス重視の人：不動産投資
収入と支出のバランスを重視する人には、不動産投資が向いています。不動産投資は、毎月の家賃収入からローンを返済し完済後に物件が純資産になる長期投資の代表格です。「家賃収入でローンを返済できればそれでよい」と気長に考えられる性格の人に特に合っているでしょう。
株式のように短期で大きな利益を得るのは難しい半面、経済危機が起きてもいきなり家賃収入が途絶えてしまう可能性は低く、影響を受けにくい点がメリットです。一方、物件の値上がり益を狙う場合は、大きな利益を得られる半面、損失リスクも大きい点に注意が必要です。
安全＋リターン両立狙いの人：不動産クラウドファンディング
安全性と高いリターンを兼ね備えた投資をしたい人には、不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産クラウドファンディングは、1万円という少額から投資できるため、現物不動産へ投資するよりもリスクを抑えられる点がメリットです。
初心者がいきなり数百万～数千万円の投資をすることはリスクが大きいですが、1万円であれば10％元本割れになったとしても1,000円の損失で済みます。
さらに、不動産クラウドファンディングの案件のなかには「優先劣後方式」（上図）が採用されているものが多いことも魅力の一つです。例えば「20％まで事業者が損失を優先的に負担する」という契約なら、先述した10％元本割れのケースでも投資家には損失が出ないことになります。
また、リターンも魅力的です。予定利回りによるリターンは案件によって異なりますが、4～7％程度と高い水準が見込まれます。
2023年1月時点における株式平均利回り（加重平均利回り）は、プライム市場で2.39％、スタンダード市場で1.95％となっているため、株式よりも不動産クラウドファンディングのほうが高い利回りを得られることが期待できます。
まずは、不動産クラウドファンディングの比較サイトに掲載されているファンドの募集内容を確認してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
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（提供：YANUSY）
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