外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年3月7日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼6日(月)の為替相場
(1):中国、控えめな成長目標
(2):オーストリア中銀総裁、発言

▼6日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:パウエルFRB議長の発言に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

6日(月)の為替相場

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期間:6日(月)午前7時00分~7日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国、控えめな成長目標

前日5日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代)で、今年の成長率目標が5%前後に設定され、大方の予想より控えめだったことから豪ドルは売り優勢で取り引きが始まった。

(2):オーストリア中銀総裁、発言

ホルツマン・オーストリア中銀総裁は「インフレの鈍化には非常に長い時間がかかるだろう」とし「3月、5月、6月、7月に50bp(0.50%ポイント)の利上げを行うべき」と発言。これを受け、ユーロ買いが優勢となった。これより前に、レーン欧州中銀(ECB)専務理事も「現在の情報は3月以降の利上げ継続を示唆」と述べた。

6日(月)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:パウエルFRB議長の発言に注目

昨日のドル/円は135.36~136.19円前後のレンジで推移し、ほぼ横ばいの135.94円前後で取引を終えた。本日のNY市場で行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に積極的な売買は手控えられた。

パウエル議長が上院銀行委員会で行う半期に一度の議会証言については、金融引き締め継続の方針をあらためて表明すると見られている。市場がより気にしているのは、2月初旬に示した「ディスインフレ(インフレ鈍化)のプロセスが始まった」との認識を議長が現在も維持しているかどうかであろう。この発言以降、皮肉にも米国のインフレ統計は上振れが続いており、市場にはインフレ再燃による利上げ再加速の観測もくすぶり始めている。パウエル議長が前言を事実上撤回してインフレ警戒姿勢を強めるようなら、米長期金利の上昇とともにドル高が進行するだろう。なお、注目の議会証言は日本時間24時から始まる予定だが、それ以前に証言原稿が公開されるケースが多い。

注目の経済指標:RBA政策金利

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注目のイベント:パウエルFRB議長発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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