イベント多数…米中間選挙、ECBの政策金利発表、米国雇用統計

さて、来週はイベントが目白押しの1週間である。

4日(火)には米中間選挙、6日(木)に欧州中央銀行(ECB)政策金利の発表、7日(金)に米国雇用統計と続く。

4日の米中間選挙は、エボラ出血熱などのイベントに押され、やや盛り上がりに欠いており、相場への影響は限定的かも知れないが、ECB政策金利の発表と米国雇用統計の注目度は高い。

6日はECB政策金利発表後のドラギ総裁の記者会見に注目が集まる。日銀が金融緩和を実施し、ECBにも市場からの追加緩和圧力がこれまで以上に高まり、ドラギ総裁の次の一手に注目が集まる。

7日(金)の米国雇用統計では、良好な数字が織り込まれつつあるので、仮に市場予想を下回ればドル円相場は今週の上昇分をいくらか掃き出す可能性は十分にありそうだ。

テクニカル的にはドル円相場は日足の雲の上限を大きく上抜け、次のターゲットを見出すのは難しいが、強いてあげるならば、気が早いかも知れないが、2007年6月である124円16銭であろう。

ただ、来週は利食いを中心とした売り圧力に晒される可能性もある。107円50銭台に日足の雲の上限があり、ドル円相場が緩んだ際の、下値の目途となりそうだ。ただ、日米の金融政策の違いや堅調な足元の米国経済を踏まえると、引き続き米ドルは強含むと考えるのが自然かも知れない。

(ZUU online)

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