コンビニ事業に注力
セブン&アイはこれまで目指してきた総合小売業としての体制の見直しを進めており、傘下の百貨店「そごう・西武」(東京都豊島区)の全株式を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに譲渡することを決めており、2023年4月6日時点で「協議を重ねている」としている。
また総合スーパーのイトーヨーカ堂126店舗(2023年2月末時点)のうち14店舗の閉鎖を決めており、2026年2月末には93店舗まで削減するという。これらはいずれも減収要因となる。
その一方で、同社は米国でSpeedwayに次ぐM&Aを計画しており、コンビニ事業に注力することで成長を加速する戦略を掲げている。
着実な成長を目指すイオンとM&Aで成長を加速するセブン&アイの攻防は当面続くことになりそうだ。
【セブン&アイ・ホールディングスの業績推移】単位:億円、2024年2月期は予想
文:M&A Online