4.買収プレミアムの推移
第1四半期の買収プレミアム平均は1.06ポイント減の36.32%と、2年ぶりの減少。一方、ディスカウントを除いたポジティブプレミアム平均は2.53ポイント増の42.71%と、2年ぶりの増加だった。
5.買収プレミアムの分布水準
40%超の高プレミアム案件は全体の45%を占めた。前年同期は約15%だったので、3倍に増えたことになる。最も高率なプレミアムはコスモホールディングス(東京都千代田区)による岩崎電気<6924>の経営陣による買収(MBO)の86.30%、次いで日本製鉄による日鉄物産のTOBの80.83%、Odessa12によるメタップス<6172>のMBOの55.42%の順。
【ご利用上の注意】
・2023年4月17日12時00分時点のデータです。
・2023年1月1日から2023年3月31日に公開買い付けが開始された案件を集計対象としています。ただし自社株TOBは対象外です。
・プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公開日または基準日3カ月平均株価(終値)です。またプレミアムの算出は普通株式のみを対象としています。
・プレミアム算定に非上場企業、不成立、公開買い付け中の案件は含まれません。
本レポートに掲載されております情報は、内容及び正確さに細心の注意をはらい、万全を期しておりますが、人為的なミスや機械的なミス、調査過程におけるミスなどで誤りがある可能性があります。M&A Online(運営会社:株式会社ストライク)は当該情報に基づいて被った、いかなる損害についても一切の責任を負うものではありません。
データ・文:M&A Online