シングルモルトウイスキー「桜尾」の製法
中国醸造は一時ウイスキー製造を中止していたものの、ブレンデッドウイスキー「戸河内」の発売などをきっかけに、ウイスキー造りの再開を目指し桜尾蒸留所を設立しました。
英国や国内のウイスキーメーカーから知見を得て、規模は小さいながら多種多様な原酒が造れる設備を整えています。
原酒の多様性は、複数の貯蔵庫の特色の違いによっても生まれます。
桜尾の貯蔵庫で熟成されたウイスキーは、瀬戸内から届く潮の風味をほのかにまとっており、この特徴が一番出ているのが「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾」です。
なお、「シングルモルトジャパニーズウイスキー 戸河内」に使用される原酒は、かつて鉄道用のトンネルとして使われていた場所にある貯蔵庫で熟成されたもの。
戸河内の森の香りを感じられます。
「桜尾」のラインナップ
瀬戸内の潮の香りや、フルーティーな甘みが特徴の「桜尾」には、いくつかのラインナップがあります。熟成樽の違いによって生み出される、個性ある銘柄をご紹介します。
シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾
アルコール度数:43%
容量:700mL
蒸留所のある桜尾の貯蔵庫で熟成されたスタンダードボトルで、熟成樽は瀬戸内海から届く潮の香りをほのかにまといます。
4種類の樽で熟成させた7種のキーモルトを組み合わせ、ブレンディングにより安定した風味を生み出しています。
レーズン、オレンジ、桃の香り、バニラの甘みと、程よい渋み・酸味のある味わい、スモーキーな余韻が特徴です。
シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION
アルコール度数:50%
容量:700mL
アメリカンオークのシェリー樽を使って熟成された銘柄です。
環境の違う貯蔵庫で生まれるさまざまな味わいの原酒の中から、スチルマン(蒸留所で働く職人)が最も良い状態のものを選び抜き、ブレンドしています。
レーズン、カカオ、ダークチェリー、オレンジのフルーティーな味わいと、ピート香、シェリー樽由来のビターな甘さと深い余韻が特徴です。
シングルモルトジャパニーズウイスキー 桜尾 1st Release CASK STRENGTH
アルコール度数:54%
容量:700mL
飲食店向けに数量限定で発売された銘柄で、「シングルモルトジャパニーズウイスキー 戸河内 1st Release CASK STRENGTH」と同時発売されました。
加水せずにボトリングされたこの銘柄は、完熟したブドウ、オレンジの香り、ビターチョコやバニラの甘み、微かに感じられるスパイシーな味わいと程よい渋みが特徴です。
ウッディーでスモーキーな香りと、濃厚な甘みの余韻が長く楽しめます。