南アランド見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「12日連続陽線、先週は最強通貨、6月もここまで最強通貨、指摘通り」南アランド見通し

「通貨10位、株価10位」
「予想レンジ 南アラン7.5-8.0」

(ポイント)
*12日連続陽線、先週は最強通貨、6月もここまで最強通貨
*ランド円年足陽線
*ランド急騰の余韻はインベストメントバンクの買い推奨
*1Qはリセッションを回避
*長期金利低下、株上昇、ランド上昇と資金が流入
*電力問題で中国が支援開始
*対米関係悪化修復に担当大臣が訪米へ
*BRICSはプーチン大統領の扱いに苦慮
*貿易黒字は維持、製造業PMIは弱い
*予想を上回る0.5%利上げ。インフレ懸念は強い
*難題あり(停電、グレーリスト入り、中国・ロシアへの接近で対米関係悪化)
*失業率、小売売上が悪化
*IMFは成長見通し引き下げ
*南アの最大貿易相手国は輸出入ともに中国
*インフレ率は23年は5.4%、24年は4.8%と予想(中銀)

(12日連続陽線、先週は最強通貨、6月もここまで最強通貨、指摘通り)
 南アランド円は12日連続陽線、先週は最強通貨、6月もここまで最強通貨、5月まで最弱通貨であったが、円とトルコを抜いて10位へ浮上。既に何度かお伝えしているように、上昇は6月2日の記事で始まった。内容は「ゴールドマン・サックス、ドイツ銀行、クレディ・アグリコルは、ランドが記録的な安値に下落し、地方債が暴落して利回りがパンデミック発生以来最高値を記録したことを受けて、見方を変えた。

 好転を求める声は、経済や政治の突然の改善への期待ではなく、株価下落や米国の利上げ鈍化を受けて南アの資産が割安に見えることに基づいている。悪いニュースはたくさんあるが、そのほとんどは織り込まれていると判断した。ゴールドマン・サックスは、3カ月以内にランドが4%上昇して1ドル18.75ランドを目指すとし、クレディ・アグリコルは9月までに1ドルあたり18ドルになるとした。
ドイツ銀行は、バリュエーションが「非常に割安」であることを理由に国内の現地通貨建て債券を「強いオーバーウエート」に変更し、10年債利回りを現在の12%超から10%と予想した」

この呼びかけにすでに投資家が呼応している可能性がある。6月、南ア10年国債利回りは11.28%から10.74%へ下落。南アランド円は10.48%上昇、ドルランドは7.81%下落した。全南ア株価指数は4.61%上昇した。

(リセッション回避)
 リセッションが危惧された1Q・GDPは前期比0.4%増加した。昨年4Qの1.1%減からプラスに転じ、辛うじてリセッションを回避したことも為替市場で好感された。また停電問題で落ち込むとされた4月の製造業生産は前年同月比で3.4%増、3月の1.8%減から回復した。
 今週は5月消費者物価の発表がある
 
(中国が支援開始、電力問題)
 電力問題では、ラマポーザ大統領は、構造改革の結果が反映されるまでに長い時間がかかるが、改革は進行しており、成果を上げていると述べた。またラモモクバ電力大臣は中国を訪れ、中国の大手太陽光発電設備メーカー6社と会談し、太陽光発電の供給を確保することを計画している。南アには太陽光パネルメーカーは2社しかないが、その生産量のすべてを一部の鉱山会社が実施する大規模プロジェクトに投入している。国内の他のプロジェクトに必要な太陽光パネルは中国から輸入する必要がある。

テクニカル分析(ランド/円)

年足陽転、12日連続陽線

 日足、12日連続陽線で雲の上。ボリバン2σ上限上抜く。6月15日-16日の上昇ラインがサポート。22年11月30日-23年6月16日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
 週足、3σ下限から上限へ急騰。5月29日週-6月5日週の上昇ラインがサポート。22年11月28日週-6月12日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向く。
 月足、ボリバン2σから反発。雲の上に出る。5月-6月の上昇ラインがサポート。23年1月-5月の下降ラインを上抜く。5か月線、20か月線は上向く。
 年足、21年、22年は短い陽線。23年は6月に陽転。20年-22年の上昇ラインがサポートく。08年-22年の下降ラインが上値抵抗。

南アランド見通し
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喜望峰

対米関係修復できるか

 パテル貿易・産業・競争大臣は、南アが米国市場に優先的にアクセスできるようにするため、7月に米国を訪問する予定である。パテル氏は、免税を含む現在の通商協定が2024年に期限切れとなる中、南アがアフリカ成長機会法(アゴア)の適用資格を維持することを保証するために、キャサリン・タイ通商代表部と話す可能性が高い。南アが追い出されるのではないかとの懸念がある。ロシアへの武器輸出問題で、この協定は破棄される可能性があるからだ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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