「M&Aで事業規模とスピードが大幅に向上」 川嶋 伶 太陽社長

M&A Online
(画像=「M&Aの結果、ビジネスの規模とスピードは格段に上がった」と明かす太陽の川嶋怜社長、「M&A Online」より引用)

M&AはMOON-Xから持ちかけられた。正直、企業売却は全く考えていなかったが、Shin-san(MOON-Xの長谷川晋CEO)が語るグループの将来像と共創型M&Aの理念に共感。グループに参加することで、より⾰新的な製品を開発し、グローバルも⾒据えるような広い視点が持てると感じた。M&Aに当たってMOON-Xとは1年以上話し合いをしている。事業計画やブランドの将来について話し合い、同社となら双⽅の知識やノウハウを活⽤しあって、これまで以上に顧客に寄り添った製品を開発し、喜ばれる体験を提供できると考えて踏み切った。実際にM&Aの結果、(太陽の)ビジネスの規模とスピードは格段に上がっている。M&Aと同時にMOON-XのRest & Relax事業⻑に就任した。これからはMOON-Xグループ全体の成長にも貢献していきたい。(談)

◎川嶋 怜(かわしま・れい)氏
日本大学大学院在学中に休学し、専門学校でデザインを学びながら2019年に太陽を設立。復学後に経営学修士号(MBA)を取得し、製品の企画・販売に当たる。2020年にMakuakeで発売した「ヒツジのいらない枕」は、累計販売で9万個を超えるヒット製品に。2023年からMOON-XのRest & Relax事業長を兼務。

取材・文:M&A Online 糸永正行編集委員