40代は自宅の購入や子どもの養育費など、何かと大きな出費がかさむ年代です。老後のことも考えて貯蓄を増やしておく必要がありますが、40代で資産形成を行う際は何に注意したら良いのでしょうか。
40代の資産形成のポイントとは?おすすめの資産形成方法も紹介
40代になって、「本格的に資産形成をしよう」と思い立った人もいるのではないでしょうか。今回はそのような人に向けて、資産形成のポイントとおすすめの資産形成方法を紹介します。
まずは現状を把握しよう
資産形成の第一歩は、現状を把握することです。まずは現状を把握し、将来に必要となる金額をリサーチして「そのギャップを埋めるためにはどう資産形成をすればよいか?」という順番で考えることが重要です。
現在の保有資産を棚卸し
現在の保有資産を棚卸ししてみましょう。銀行口座や証券口座をたくさん持っている人は、自分の保有資産を把握していないものです。一度エクセルなどに書き出してみましょう。
その際、できる範囲で時価と借入金も調べましょう。総資産額と借入金額がわかれば、純資産額を計算できます。法人の決算書類である貸借対照表(B/S)の個人版を作るイメージです。
40代で直面する「想定外」の三大出費とその対策【1分で読める】
40代になり、年収は上がったはずなのにお金のやりくりに苦労する人はたくさんいます。今回は、40代で直面することの多い人生の三大出費について詳しく解説します。40代の家計のリスクを知り、早めに対策を練ることが大切です。
年収は上がってもお金が貯まらない……40代の悩み
責任ある立場になり、年収も上がった。毎日遅くまで仕事をがんばって残業代もついている。それなのに、なぜかお金が貯まらない……。
40代はお金で悩む時期です。人生におけるお金の貯め時は、「独身時代」「新婚時代」「子どもの独立後」といわれています。40代は子どもが独立前であることが多く、ライフステージ上でも「お金のたまらない時期」といえます。
40代で訪れる人生の三大出費「教育費」「住宅ローン」「介護費」
お金の貯めにくいライフステージである40代。それは、この時期ならではの家族にかかわる出費が発生することが大きな要因です。40代で訪れる可能性の高い三大出費をまとめてみます。
「40代、世帯年収900万円の共働き夫婦」 まずはここから始めたい家計管理の3箇条
世帯年収900万円には満足しているけれど、家計管理に自信がない……。そんな人向けに、家計簿のモデルケースを紹介し、家計管理で押さえておきたいポイントを解説します。自分たちの家計を振り返る機会にしてみてください。
世帯年収900万円でも家計状況は家庭によりけり
一般的に、世帯年収が900万円以上あれば、ある程度余裕のある生活を送れるといわれます。とはいえ、家族構成や親との同居有無などによって、家計状況は大きく変わります。「いまのところお金には困っていない」というケースもあれば、「毎月、家計が火の車で老後資金が心配」など、家庭によって違いがあるでしょう。
以下、家計について考えるためにモデルケースを挙げてみます。これをもとに、現状の家計の支出について考えてみるといいかもしれません。今回紹介するのはあくまでモデルケースですので、自分たちの家計を見直す機会として利用してみてください。
つみたてNISAは何歳から始めるべき?年代別の運用方法例を紹介
つみたてNISAは、投資信託を毎月コツコツと積み立てて、非課税で運用できる税制優遇制度です。最長20年間の非課税期間が設けられていますが、何歳から始めるのがベストなのでしょうか。
本記事では、つみたてNISAを始める年齢やタイミング、年代別の運用方針をまとめました。2024年からの新NISAにも触れているので、資産運用の参考にしてください。
つみたてNISAは何歳から始めたら良い?
日本国内に住所がある成人であれば、つみたてNISAはいつからでも始められますが、何歳から始めるのがベストなのでしょうか。
結論:つみたてNISAは早く始めるほど良い
つみたてNISAは、投資期間が長くなるほど長期投資と積立投資の効果を享受できるため、早く始めるほど良いといえます。
長期投資では、投資期間が長くなるほどリターンの振れ幅が小さくなり、安定した収益を期待できます。積立投資では、一定の期間ごとに一定の金額で投資することで、高値のときは購入口数が少なくなり、安値のときは購入口数が多くなるため、購入単価が平準化しやすいといった特徴があります。
早く始めるほど投資期間を伸ばせるので、長期投資と積立投資の効果を大きくできます。
40代から資産形成を行う場合、まずは自身の貯蓄状況や貯蓄力を把握する必要があります。その後は、「教育費」「住宅ローン」「介護費」などを踏まえて、現実的な資産形成の計画を立てることが大切です。実際には将来的に必要になるお金と現状の貯蓄との差が大きいかもしれないので、焦らずに少しずつ資産形成を進めていきましょう。
※本記事は資産形成に関わる基礎知識を解説することを目的としており、資産形成を推奨するものではありません。
(提供:Wealth Road)