知っておきたい有名なボトラーズブランド6選

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(画像=「whiskeen」より引用)

ボトラーズのブランドは、マイナーなものまで入れると数え切れないほどたくさんあります。

今回は数あるブランドの中から、今後ボトラーズに詳しくなりたい人が必ず知っておきたい有名なブランドを6つ厳選しました。

現在ネットで入手可能な銘柄も併せて記載していますが、基本的にボトラーズウイスキーは少量生産なので、すぐに在庫がなくなる可能性があるため注意しましょう。

ケイデンヘッド

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(画像=「whiskeen」より引用)

ケイデンヘッドは1842年に設立されたスコットランド最古のボトラーズブランドです。

主なコレクションを2つご紹介します。

オリジナル コレクション
自社の貯蔵庫から厳選した樽を使い、各蒸留所が提供している良さを探求したコレクション。度数46%で瓶詰めされている。

7スターズ ブレンド
自社の貯蔵庫から厳選した樽を使い、オロロソシェリー樽で後熟するコレクション。

量ではなく質に重点を置き、完璧な熟成状態のウイスキーを瓶詰めすることを大切にしています。

ウイスキーを可能な限りナチュラルな状態に保つため、すべての商品にチルフィルタードを施していません。

ケイデンヘッド オリジナル コレクション ブナハーブン 7年

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数46%

こちらのボトルの中身はアイラモルトの「ブナハーブン」で、オロロソシェリー樽で熟成されています。

一方「ブナハーブン」のオフィシャルボトル「ブナハーブン 12年」は、度数が46.3%・バーボン樽とシェリー樽での熟成です。

両者には熟成樽の違いや熟成年数の違いがあるため、飲み比べると味の違いが感じられて面白いでしょう。

ケイデンヘッドが展開するコレクションの中でも比較的購入しやすい価格帯なので、どの銘柄から試そうか迷っている方は、オリジナル コレクションから試してみてはいかがでしょうか。

ゴードン&マクファイル

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(画像=「whiskeen」より引用)

ゴードン&マクファイルは1895年に設立され、100以上の蒸留所と関係を築いてきたブランドです。

有名な3つのコレクションを厳選してご紹介します。

ディスカバリー
比較的安価な入門編となるシリーズ。シェリー樽タイプ・バーボン樽タイプ・スモーキータイプの3種類があり、ラベルの色分けがされている。

蒸留所ラベル
歴史を経て蒸留所と築き上げた信頼関係を祝うシリーズ。蒸留所から買い付けた熟成前のウイスキーを自社製の樽に入れて熟成をして造られる。蒸留所公認のラベルが貼られている。

コニサーズチョイス
1968年にリリースされた「ゴードン&マクファイル」の看板コレクション。シングルカスク・スモールバッチ・ノンチルフィルターで造られる。熟成樽・瓶詰め日・度数・熟成年数・テイスティングノートがラベルに記されている。

ゴードン&マクファイル コニサーズチョイス ダルユーイン 12年 2009

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数57.3%

こちらのボトルの中身はスペイサイドモルトの「ダルユーイン」で、1stフィルのシェリーホグスヘッド樽で熟成されています。

「ダルユーイン」はシングルモルト用に原酒をほとんど回さない蒸留所のため、それだけでも一度飲む価値はあるでしょう。

「ゴードン&マクファイル」から1つシリーズを選ぶとしたら、看板シリーズの「コニサーズチョイス」は外せません。

シグナトリー・ヴィンテージ

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(画像=「whiskeen」より引用)

シグナトリー・ヴィンテージは、1988年に設立されたばかりで歴史は浅いながらも、非常に有名で力のあるボトラーズブランドです。

2002年にエドラダワー蒸留所を買収してからは、すべての瓶詰め工程を同蒸留所内で行っています。

展開している3つのコレクションを以下にまとめました。

86プルーフ コレクション
アルコール度数43%で瓶詰めしたコレクション。

カスクストレングス コレクション
加水をしないカスクストレングスで瓶詰めしたコレクション。

アンチルフィルタード コレクション
チルフィルタード(冷却濾過)を施さず、ナチュラルな状態で瓶詰めしたコレクション。

一度に1つの樽のみを瓶詰めするためすべてシングルバレルで、全ボトルに蒸留日・瓶詰め日・カスク番号・ボトル番号が振られているのが特徴です。

シグナトリー・ヴィンテージ カスクストレングス コレクション グレンロセス 25年 1996

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数50.9%

こちらのボトルの中身はスペイサイドモルトの「グレンロセス」で、ホグスヘッド樽で熟成されています。

現在では貴重となった90年代の原酒が使われており、25年熟成と比較的長熟の部類です。

シングルモルトのオフィシャルボトルで25年熟成ともなれば、ほぼ確実に4万円以上するところ、このボトルは約3万円で手に入ります。

カスクストレングス コレクションはどれも質が高く、コスパにも優れた商品ばかりなので、シグナトリー・ヴィンテージが気になる方はぜひ一度飲んでみてください。

キングスバリー

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(画像=「whiskeen」より引用)

キングスバリーは、1989年に設立されたボトラーズブランドです。

ウイスキーのコレクション数はシンプルに2種類と、他のブランドと比べて少なめになっています。

カスクストレングス
「キングスバリー ゴールド」とも呼ばれる。加水をせず樽出しの度数のまま、シングルカスクを瓶詰め。

リミテッドエディション
「キングスバリー シルバー」とも呼ばれる。46%でシングルカスクを瓶詰め。

ブランドコンセプトは「ビンテージ」です。

ウイスキーが造られる年のさまざまな要因によって完成時に特別な個性が生まれると考え、熟成過程よりもウイスキーが生まれたその瞬間に1番重きを置きたいという思いが、ラベルの年数表記にはっきりと表れています。

キングスバリー ゴールド ジンイラック 10年 2011

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数60.6%

商品名の「ジンイラック」は、ゲール語で「ジェネレーション」という意味です。

蒸留所名は公表されていませんが、スコットランドにあるもっとも古い家族経営の蒸留所というヒントだけが残されています。

家族経営の蒸留所というと候補は絞られますが、どこの蒸留所なのか考えて飲んでみるのも1つの楽しみとなるでしょう。

ダグラスレイン

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(画像=「whiskeen」より引用)

「ダグラスレイン」は1948年に設立された、3代にわたって家族経営を行うボトラーズブランドです。

蒸留所が意図したとおりに提供するというセオリーのもと、可能な限り自然にウイスキーを瓶詰めすることを大切にしています。

ダグラスレインはウイスキーのコレクションが多いため、今回は有名なものだけを厳選しました。

リマーカブルリージョナルモルトシリーズ
スコットランドの生産地域別に分けられたブレンデッドモルトのシリーズで、以下のように分けられている。

スペイサイドモルト:「スカリーワグ」
ハイランドモルト:「ティモラス ビースティ」
アイラモルト:「ビッグピート」
アイランズモルト:「ロック アイランド」
ローランドモルト:「ザ エピキュリアン」
キャンベルタウンモルト:「ザ ゴールドロンズ」

免税店向けの商品も展開しており、こちらは度数48%で瓶詰めされている。

スカリーワグ

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数46%

「スカリーワグ」は、スペイサイドモルトのブレンデッドモルトウイスキーです。

ボトラーズの中では珍しく、毎年安定して供給されています。

ダグラスレインの中でも比較的安価ですし、かわいらしいフォックス・テリアのデザインは購入意欲をかき立てますね。

シェリー樽で熟成されており、落ち着いた甘さが楽しめます。

ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー

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(画像=「whiskeen」より引用)

ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキーは、1992年に創業した比較的新しいボトラーズブランドです。

創業者がボウモア蒸留所でゼネラル・マネージャーを務めていた経歴があるためか、コレクションの主要なラインナップにはアイラモルトがよく使用されています。

自社内に複数のブランドを有していますが、今回は有名なもののみを厳選してご紹介します。

フィンラガン
同社のフラッグシップブランド。アイラのシングルモルトだが、使用原酒は非公開。

クーパーズ・チョイス
同社の中では唯一蒸留所名を公開しているブランドで、シングルカスクを瓶詰めしている。優れた樽職人(クーパー)へのオマージュ。

アイラストーム
アイラのシングルモルトで、使用原酒は非公開。現在は1種類のみ販売。

アイリーク(イーラッハ)
名前は「アイラ島の真の男」という意味。アイラのシングルモルトで原酒は非公開。

スモークスタック
アイラモルトとハイランドモルトから造られるブレンデッドモルト。使用される原酒は非公開でどちらもピーテッドタイプ。現在は1種類のみ販売。

フィンラガン オールドリザーヴ

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(画像=「whiskeen」より引用)
容量700mL
度数40%

「フィンラガン」の中にもさまざまな商品がありますが、こちらの銘柄は味わいのバランスが良く、シンプルでスタンダードな味わいが楽しめます。

コストパフォーマンスに優れており、アイラモルトとは思えないほど低価格での購入が可能です。

ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキーの数あるブランドの中でも「フィンラガン」はフラッグシップブランドなので、ぜひとも一度は飲んでおきたいところです。