日経平均 | 32,707.69円 ▼768.89円 |
為替 | 1ドル=142.78円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億9,865万株 |
売買代金 | 4兆4846億22百万円 |
値上り銘柄数 | 288銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,503銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 106.67% |
市況概況
月初の買いも入っていたのだどろうが、大暴落!
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから売り先行となった。米国債の格下げのニュースや欧州での軍事侵攻リスク、中国の景気リスクなどもあいまって寄り付きから大きく売られた後もさえない展開となった。
月初の買いと見られる買いも入ったようだが、寄り付きの水準を抜けず、11時過ぎに節目と見られる33,000円を割り込むと一気に投げ売りが見られて大きな下げとなった。その後は下げ渋りとなったものの安値圏での保ち合いとなった。
昼の時間帯も見切り売りなどが見られて先物が売られ、後場は下値の節目と見られた32,800円を割り込んでの推移となった。こうなると32,800円水準まで戻れば売りという状況で下値を試す動きとなり、さすがに引けを意識する時間帯からは目先筋の買い戻しもみられたが、戻りは鈍く、32,800円を回復せずに安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。マザーズ指数やグロース指数はほとんど大幅安という水準だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られたものの、買いよりも売りに敏感に反応するということで指数を下押す要因となった。
本日も月初の買いは見られたものの、買い支えにもならず、再度下値模索となった。米国債の格下げのニュースが取り上げられていたが、それだけでなく根底には地政学リスクからの世界的なインフレ懸念、スタグフレーション懸念があると思われる。
決算発表が本格化するなかでサプライズ的な回復も見られず、買われすぎ銘柄の修正も見られたということだろう。いずれにしても上がり過ぎたから売られるということで当面は下値模索となりそうだ。
テクニカル分析
日経平均
上値の重さから売り直され、あっさりと25日移動平均線や基準線を割り込んでしまった。一応、雲にサポートされた形ではあるが、遅行スパンがローソク足を割り込むとさらに下値を試すことになるのだろう。
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