「サントリー碧」誕生秘話
その背景には、サントリーホールディングスの長い歴史と技術の継承があっただけでなく、世界5大ウイスキーのブレンドという挑戦を乗り越えたブレンディングチームの試行錯誤がありました。
ジムビーム社の買収をきっかけに「プロジェクト碧」スタート
2014年にサントリーがアメリカのビーム社を買収し「ビームサントリー」となったことが「サントリー碧」誕生のきっかけです。
この買収により、サントリーホールディングスは世界5大ウイスキーの蒸留所を全て保有する唯一のスピリッツメーカーになったのです。
ビーム社の買収は、同時に世界5大ウイスキーを使ったブレンデッドウイスキー製造の実現という、壮大なプロジェクトの始まりでもありました。
試行錯誤の後に誕生
世界5大ウイスキーの魅力を組み合わせることは容易ではなく、試行錯誤の連続だったそうです。
日本のウイスキーを熟知するチーフブレンダ―・福與伸二氏も、各国の蒸留所の原酒に関してはブレンドによる個性がわからなかったと語っています。
ブレンドのベースとなるレシピを完成したのはちょうど100番目のサンプルで、約1年半の歳月がかかったのだとか。
ブレンダ―チームの試行錯誤がなければ「サントリー碧」は誕生しなかったといえます。
「サントリー碧」のラインナップ
試行錯誤で誕生した「サントリー碧」のラインナップは、通常タイプとスモーキータイプの2種類です。
サントリーワールドウイスキー「碧Ao」
- アルコール度数:43%
- 容量:700mL、350mL
『サントリーワールドウイスキー「碧Ao」』は、華やかでバニラやパイナップルのようなフルーティーな香りとウッディな香り、クリーム系の甘さが特徴です。
口に含むとスモーキーさが広がり、滑らかで甘やかな飲み口から徐々にシナモンのようなスパイスが感じられます。
甘さとスモーキーさ、スパイシーさ、ウッディさが複雑に絡み合う余韻が特徴です。
「サントリー碧」はオリジナルグラスとのセット販売もあるのでぜひチェックしてみてください。
サントリーワールドウイスキー「碧Ao」
- アルコール度数:43度
- 容量:700mL
『サントリーワールドウイスキー「碧Ao」
数量限定で発売されており、スモーキーさを好む方におすすめです。
やわらかな薫香から始まり、パイナップルやグレープフルーツのような爽やかなフルーティーさが感じられます。
バニラ香に木の香りのアクセントが深みを加え、味わいは軽やかで甘く、しかし複雑で充実したスモーキーなフレーバーが広がります。
飲み終わった後は穏やかで心地よいスモーキーな余韻が感じられ、スモーキーなウイスキーが好きな方にとっては飲みごたえのある一杯といえるでしょう。