「グレンロセス」は1879年に創業したグレンロセス蒸留所が造るシングルモルトウイスキー。

蒸留所のほとんどの原酒はブレンデッドウイスキーに使用されるのですが、その中で唯一展開しているシングルモルトブランドが「グレンロセス」です。

少量生産で最高級のシングルモルトしかリリースしないというこだわりで、世界中のウイスキーファンからも高い評価を受けています。

今回は「グレンロセス」の味わいや種類、製法をご紹介していきましょう。

この記事の監修者

浅野まむ
(画像=「whiskeen」より引用)

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、2人で飲むのも、大勢で飲むのも何でも好きです。

「グレンロセス」とは

whiskeen
(画像=「whiskeen」より引用)

「グレンロセス」はグレンロセス蒸留所が造る唯一のシングルモルトウイスキーです。

高い品質、洗練された技術でこだわりの詰まった高級志向のブランドであり、原酒が「カティサーク」のキーモルトになっていることでも有名ですね。

スコットランドのスペイサイド地方で造られている「グレンロセス」は、スペイサイドモルトらしいスムースでリッチな香りが特徴

コアなウイスキーファンからウイスキー初心者の方まで満足できる銘柄といえるでしょう。

「グレンロセス」はスペイサイドモルト

「グレンロセス」が属するスペイサイドモルトとはどのような特徴のウイスキーなのでしょうか。

スペイサイドモルトについて簡単にご説明しましょう。

スペイサイドモルトはスコットランドのスペイサイド地方で造られているシングルモルトウイスキーのことを指します。

スペイサイド地方は蒸留所が数十カ所あるモルトウイスキーの最大産地で、スペイサイドモルトは華麗で繊細、香り高いウイスキーが多いことが特徴です。

スムースな飲み口で香りも良いのでウイスキー初心者にもおすすめです。

代表的な銘柄には「マッカラン」「グレンリベット」「グレンフィディック」があります。

「カティサーク」のキーモルト

「グレンロセス」を造っているグレンロセス蒸留所はブレンデッドウイスキー用の原酒を主に製造しています。

帆船のラベルで有名な「カティサーク」のキーモルトとして「グレンロセス」の原酒が使用されています

「カティサーク」はバニラのような甘み、柑橘系の爽やかさを感じるスムースなブレンデッドウイスキー。

販売価格はリーズナブルですが、「グレンロセス」や「マッカラン」をキーモルトとしているので高級感のある香りを感じられます。