日経平均 | 31,659.03円 ▼656.96円 |
為替 | 1ドル=149.50円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 13億9,886万株 |
売買代金 | 3兆3487億04百万円 |
値上り銘柄数 | 191銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,606銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 77.96% |
市況概況
改めてリスク回避の動きで買われすぎ銘柄が売られて大幅安
先週末の米国株が冴えない展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたことから本日の日本市場は売り先行となった。
改めて地政学リスクからのリスク回避の動きで買われすぎ銘柄を中心に売られたというところだ。指数に上値の重さが確認されたことで戻り売りの押され、買戻し一巡となったものから売られるという状況となった。かろうじてディフェンシブ銘柄の一角や空売りが積み上がっている銘柄が買われただけの相場となった。
昼の時間帯も特に買いが入るでもなく引き続き手仕舞い売りに押される展開となった。後場に入っても状況は全く買わらず、前場の安値をあっさりと下回り、下値模索となった。さすがに31,500円台になると下げ渋りとはなったのだが、買い戻しも入らず、戻りが鈍いとなると手仕舞い売りに押されるという状況だった。さすがに最後は買戻しも入り下げ幅縮小となったが、大幅安の引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、マザーズ指数やグロース株指数は今月4日の安値を下回り、年初来安値更新となった。先物もまとまった売りが散発的に見られるもののまとまった買いは見られず、戻れば売りという状況で指数の上値を押さえる場面もあり、さらに戻りが鈍いとなると売り急ぐ動きも見られた。
決算発表に反応して買われるものも買いが長続きしないという状況になっている。すでに買われすぎ感が強い銘柄なども多く、リスク回避の流れのなかで割高銘柄から売られるということなのだろう。当面この流れは続き、地政学リスクや中国の景気後退懸念などが薄れないと買い直されることはないのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
雲に上値を押さえられ、いったんは25日移動平均線にサポートされたが、基準線や32,000円の節目を確認することになるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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